出版社内容情報
新海誠の『君の名は。』は日本アニメの未来を変えたのか? 新時代を俯瞰する最良のテキスト。
内容説明
新海誠監督『君の名は。』で一挙に“第四次ブーム”に突入した日本アニメ。市場は二兆円規模、海外展開も視野に映画公開がひきもきらない。『攻殻機動隊』の押井守、『バケモノの子』の細田守、『この世界の片隅に』の片渕須直、『アリエッティ』の米林宏昌、『エヴァ』の庵野秀明…多彩な才能を第一線の評論家が徹底分析。日本文化を代表するコンテンツ産業に躍り出た日本アニメの実態を俯瞰する最良のテキスト。
目次
第1章 新海誠―『彼女と彼女の猫』と『君の名は。』のあいだ(本人も戸惑う二五〇億円;プライベート・アニメにはじまる ほか)
第2章 映像実験と躍動感のドラマ―押井守・今敏・細田守・庵野秀明、そして深夜アニメ(原作、過去作品との微妙な関係 押井守;「ひとりよがり」と「独自性」のあいだ ほか)
第3章 ジブリまでの日本アニメ史―凹天、東映動画、虫プロダクション(宮崎駿がやったこと;興行収入ダントツだった宮崎駿 ほか)
第4章 宮崎駿じゃないジブリ―理論家と職人たちの苦闘(もうひとりの巨匠・高畑勲;大きすぎる「社会性」の矢印 ほか)
第5章 新しい日本アニメのために―制作スタイル、オリジナリティ、技術革新を考える(監督と制作会社、それぞれのあり方;『聲の形』を作った京アニの社員監督 山田尚子 ほか)
著者等紹介
長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962(昭和37)年、茨城県生まれ。評論家、歯学博士。SFファンとアニメファンが未分離だった頃から評論活動を始め、『偽史冒険世界』で大衆文学研究賞を受賞。2010年、『日本SF精神史』で日本SF大賞と星雲賞をW受賞。以後16年まで日本SF大賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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