新潮新書<br> 気づいたら先頭に立っていた日本経済

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新潮新書
気づいたら先頭に立っていた日本経済

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106972
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

もっとも可能性に満ちている国は日本だ! エコノミストが独自の「遊民経済学」で読み解く。悲観するな。成長のタネはこんなにある! 経済が「実需」から遊離し、「遊び」でしか伸ばせなくなった時代、もっとも可能性に満ちている国は日本である――。エコノミストが独自の「遊民経済学」で読み解く。

吉崎 達彦[ヨシザキ タツヒコ]

内容説明

金融を緩和しても財政を拡大してもデフレは一向に止まらない。それは先進国に共通した悩みである。しかし悲観することはない。経済が「実需」から遊離し、「遊び」でしか伸ばせなくなった時代、もっとも可能性に満ちている国は日本なのだから。ゲーム、観光、ギャンブル、「第二の人生」マーケットと、成長のタネは無限にある。競馬と麻雀を愛するエコノミストが独自の「遊民経済学」で読み解いた日本経済の姿。

目次

第1章 いつの間にか先頭を走っていた日本
第2章 ツーリズムを「大産業」に育てよ
第3章 地方には無限の可能性が眠っている
第4章 おもちゃとゲームとお葬式
第5章 ギャンブラーは経済の救世主
第6章 それでも私は「二郎」に通う
第7章 第2の人生こそ本物の人生だ

著者等紹介

吉崎達彦[ヨシザキタツヒコ]
1960(昭和35)年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。一橋大学社会学部を卒業後、日商岩井(現・双日)に入社。ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会代表幹事秘書などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

6
数字 データを基にした本ではなく筆者の経済エッセイ的なものでした。56歳の筆者の年齢だから実感できる遊民経済学なのでしょう。共感できる部分は多いです。個人的に日本経済の成長はもうはやオタク化に世界を巻き込み衣食住倹約した(自然と金使わなくなる)分をアニメ・漫画グッズ・ゲーム・観光・グルメ等をオタク消費に回して消費するしかない、と思っていますのでそれにギャンブル要素が加わったらより強固です。2017/01/05

tkokon

4
【遊民経済学】溜池通信・フォーサイトで一方的にお世話になっているということで購入。内容は、フォーサイトの連載の加筆訂正。あとがきに書かれている通り、「遊び」というのはあくまでも私的な行為であり、一人称の行為だ。「括っ」たり「定量化」になじまない。「楽しさ」という効用は個々人の心の中に存在する、(だから数値化しにくいし伝えにくい)。「技術」があり「伝統・文化」があり「課題先進国」の日本は「遊び」の分野で、先頭を走っているのではないか、と。そうなんだよな。まずは自分が楽しくないと。2017/06/12

プレミアムモルツ

3
「溜池通信」の愛読者である以上、読まないわけにはいかないではないか。日本経済をテーマにしていても、筆者の場合は楽しみながら読むことができる安心感がある。日経新聞を読んでいると、日本経済の未来は暗いような気になるが、まだまだ成長の種はあることがよく分かる。2017/03/29

Meistersinger

2
「遊民経済学」のエッセイ集。確かに時代のパラダイム自体が変わってしまっており、過去のやり直しでは経済活性にはつながらないのだろう(その手の経済分野はIT技術の発達もあって、ムダがなくなり旺盛な消費を見込めない)。世界観そのものの転換を強いられるというのは、キツいことだけど。2017/04/29

undine

1
「課題先進国」と言われているが、日本が世界に先駆けて直面している課題は、いまだ解決できていない。ただ、解決に向けた糸口が遊びというところにあるのではないかという視点は悪くない。それが正解かどうかは後になってわかること。楽しくないより楽しい方がいいので、遊びに救いを求めて楽しみましょう。2018/02/22

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