新潮新書<br> 寂しさの力

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新潮新書
寂しさの力

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106118
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

アイドルから世界を変えた偉人まで、その成功の陰には精神的「飢え」があった。人間の最も強い力を示す一冊。

成功はさみしさから生まれる。ディズニー、ジョブズ、坂本龍馬、酒井法子、山口百恵……世界を変えた偉人やスターは、いかにして精神的「飢え」を生きる力に変えたのか。人生の原動力を示した著者の新境地。

内容説明

人間のもっとも強い力は「さみしさ」だ。スティーブ・ジョブズ、ウォルト・ディズニー、坂本龍馬、山口百恵や酒井法子…世界を変える偉人やスターは、みんな猛烈なさみしさの持ち主だった。彼らは精神的「飢え」をいかにして生きる力に変えていったのか。自身の喪失体験をもさらけ出して人生の原動力を示した筆者の新境地。さみしくても大丈夫、ではない。さみしいから、大丈夫!なのだ。

目次

序章 人はなぜ泣きながら生まれるのか?
第1章 悲しさは一瞬、さみしさは永遠
第2章 さみしさの偉人たち
第3章 芸能界は、さみしさの王国
第4章 さみしさの哲学
終章 自分が死ぬということ

著者等紹介

中森明夫[ナカモリアキオ]
作家/アイドル評論家。三重県生まれ。1980年代から多彩なメディアで活動する。小説『アナーキー・イン・ザ・JP』が三島由紀夫賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

87
精神的にハングリーな(満たされていない)状態が寂しさで、それが人間を動かす最も大きな力だと、様々な有名人のエピソードを元に、著者は説きます。この本を読んで、この本の中に書かれていることではないけれど、昨今のネトウヨ等の台頭は、この寂しさの力が影響しているのかなと思ったし、だからこそ強力なのかなとも思いました。2015/04/23

ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺

59
中森明夫にはアイドルの評論家でサブカルチャーの作家という印象しかなかったので、こういう本が出たのは意外な感じだった。「さみしい」という感情をキーワードにした人間論。半自叙伝でもあり、さみしい偉人・芸能人列伝でもある。坂本龍馬がさみしいというのは少し違う様な気もするが、酒井法子やパク・ヨンハの話は実話でもあり切なかった。そしてやはり終章が素晴らしい。元々この本は亡くなったお母さんの為に書いたものだという、その思い出話が堪らなかった。読了後、泣いてしまった。私もさみしい。少し肯定して貰えた気分だ。2015/05/31

detu

40
奇しくも最終章で、2011年3月11日のくだりが語られていた。究極の選択の前にあなたは誰を思う?著者は寂しさ孤独こそが愛と創造の元だと。ウォルト・ディズニー然り、スティーブ・ジョブズ然りと。かく言う自分も孤独や寂しさには割りとなれている方だと思っているけど、凡人のままだし、時々、心は風邪を引く。大なり小なり誰にだってあることだ。引き合いに出てきた人物像は面白いと思った。2016/03/12

harass

39
読友のレビュと懐かしい著者名が気になり購入。恐ろしいほどに軽く読めました。うーん。散漫とした印象。いくつか触れられているアイドル論に絞ったほうがよかったのでは。なにかもやもやした感じがあります。通勤時間で読み終えるのを目指した今時の新書なのでしょうか。2015/11/29

tomi

36
50歳間近でさみしさを感じるようになった著者が、さみしさを生きる原動力にした偉人・著名人を語る。偉人たちの記述は少し弱く、坂本龍馬などこじつけな感もある。良かったのは著者得意のアイドルの論考、特に酒井法子についての章。自身の高校を中退して家出した体験や両親についての記述(母親に読ませるために書かれたとの事)は、自伝小説として読んでみたい。2017/02/02

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