新潮新書<br> 見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告

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見えない世界戦争―「サイバー戦」最新報告

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105920
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0231

出版社内容情報

今やサイバー空間は陸・海・空・宇宙に続く「第五の戦場」。中国によるサイバー攻撃をはじめ驚愕の実態とは。

うごめく中国、狙われる日本、リアルを侵す攻防の実態。世界中の情報通信が行きかうサイバー空間は、今や陸・海・空・宇宙に次ぐ「第五の戦場」と化した。中国によるサイバー攻撃をはじめ「情報の戦争」を克明に描く。

内容説明

深化するシギント(通信傍受)と果てなき情報のドラグネット(地引網)、日進月歩で開発されるマルウェアやコンピューターウイルス―世界中のあらゆる情報通信が行きかうサイバー空間は、今や陸・海・空・宇宙に次ぐ「第五の戦場」と化している。スノーデン事件やウィキリークスはもとより、肥大化する中国のサイバー活動の脅威、諸外国と日本の対応など、国際情勢を裏で揺さぶる「情報の戦争」の実態をレポートする。

目次

第1章 せめぎあう仮想と現実(デジタル・フォレンジック;PC遠隔操作事件の教訓 ほか)
第2章 軍産学民が一体化した中国の脅威(サイバー義勇軍「中国紅客連盟」とは;グーグルvs.金盾工程の行方 ほか)
第3章 スノーデン事件に揺れる米英シギント同盟(「トンネル」から出てきた男;ウィキリークスを凌駕する秘匿性 ほか)
第4章 終わりなきドラグネット合戦への警鐘(プライバシーと安全で揺れる司法判断;現実味を増す重要インフラへのサイバー攻撃 ほか)
第5章 リアルを侵蝕するサイバー戦の前途(暗殺されたイランのサイバー司令官;「スタックスネット」ウイルスの暗躍 ほか)

著者等紹介

木村正人[キムラマサト]
1961(昭和36)年生まれ。京都大学法学部卒。産経新聞大阪社会部、東京本社政治部・外信部を経てロンドン支局長を務めた。国際政治、安全保障、欧州経済に詳しく、現在、ロンドンを拠点に国際ジャーナリストとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リキヨシオ

18
何気なく使用しているネット世界。しかし世界では、陸・海・空・宇宙に並ぶ「第五の戦場」、立法・行政・司法・メディアに次ぐ「第五の権力」とまで言われるようになった。大国同士では武器兵器など使用されないが、サイバー攻撃をし合う「情報の戦争」が頻繁になっている。読んでいて自分は無知状態でネットを使用していると実感した。2015/03/05

calaf

13
サイバー戦争の現状報告。本当に起こっていることなのですねぇ...それにしても、サイバー空間というのはメリットもデメリットもあるところなのですねぇ...そして進化(変化)も速い!今後、どうなっていくのやら・・・日本、東京オリンピックなんて開催して大丈夫なのだろうか・・・2014/12/01

喪中の雨巫女。

11
《私ー図書館》サイバーテロやサイバー犯罪が、増えてきてるが、用語が、ちんぷんかんぷんで、理解できたら、この本ももっと楽しめたかも。2015/07/25

ハイちん

9
国家間でサイバー戦争が行われていることに驚き、インターネット(というか通信全般)が国家の監視ツールとなっていることにもっと驚いた。スノーデン事件は、NSAやCGHQによって「自国民に対する諜報活動」が行われていることが明らかにした。FacebookやTwitterのアカウントから個人を特定するのは朝飯前、パソコンやスマートフォンをマルウェアに感染させてバックドアを取り付ければ、通話内容の傍受からWebカメラを通じた映像撮影することだってできる。オーウェルの1984年みたいな監視が現実になりつつあるのかも。2017/01/21

ちくわん

8
スマホ、パソコン、監視カメラから収集したビッグデータを元に解析した結果を使って、標的を見付だし、ドローンで攻撃。これは戦争であり、テロであり、侵略であるが、SFではない。 2018/10/11

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