新潮新書<br> 誰も書かなかった自民党―総理の登竜門「青年局」の研究

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誰も書かなかった自民党―総理の登竜門「青年局」の研究

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105616
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

竹下、海部、麻生、安倍、小泉らを輩出し、党のしぶとさを生む「青年局」とはなにか? 謎の組織の実像に迫る。

「日本一の雑巾がけ」が、しぶとさの原動力だった! 安倍晋三、海部俊樹、竹下登らを輩出した「青年局」とはなにか? 元総理や小泉進次郎などへの徹底取材から、党の強靭さを生む謎の組織の実態を、初めて解き明かす。

内容説明

安倍晋三、麻生太郎、海部俊樹、竹下登…多くの総理大臣を輩出した「青年局」とはなにか?自民党の強さ、しぶとさを底支えしてきたこの組織については、今まで、ほとんど語られてこなかった。だが、五五年体制以降の栄枯盛衰の蔭には、常に「青年」達の暗闘があったのだ。元総理や小泉進次郎前青年局長など、当事者たちの貴重な証言と徹底取材から浮かび上がる、知られざる組織の実像。

目次

第1章 小泉進次郎たちの総力戦―ルポ・参院選2013
第2章 自民党青年局とはなにか
第3章 叩き上げの巣窟―青年局の勃興
第4章 新旗手たち―離党の嵐が吹き荒れるまで
第5章 安倍晋三とチルドレン―構造改革と真正保守のはざまで
第6章 日本一の雑巾がけ―総理力を育む六つの帝王学
第7章 検証・小泉進次郎

著者等紹介

常井健一[トコイケンイチ]
1979(昭和54)年茨城県笠間市生まれ。ノンフィクションライター。旧ライブドア・ニュースセンターの設立に参画後、朝日新聞出版に入社。「AERA」で政界取材担当。退社後、オーストラリア国立大学客員研究員。2012年末からフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

11
自民党の中にある青年局。総理の登竜門とも呼ばれる事があるらしいのですが、確かに、これを前面に押し出した本は見た事ないです。そして実質的にはこれは、小泉進次郎氏の応援本なのかな???2014/05/02

coolflat

8
自民党青年局は、党への票とカネの源泉となる支援団体をとりまとめている組織運動本部長の傘下にあり、若年層の票田を管理している。かつて自民党には親米派で官僚派である吉田学校に連なる保守本流と、国防はアメリカ任せにして経済発展を優先させる吉田ドクトリンに反発する右よりの保守傍流とがいたが、自民党青年局は超タカ派の青嵐会を中心とする保守傍流であった。現在の歴史修正主義に繋がる、「新しい歴史教科書をつくる会」や「創生日本」は、青年局長経験者が主導したものだが、安倍カラーの源流は、正に自民党青年局にあったわけである。2014/12/21

脳疣沼

4
安倍首相の周りには体育会系の胡散臭い人たちが多い印象があるが、だからこそ健全なのだということが分かる。2017/09/05

ゆきまさくん

3
総理など自民党での出世の登竜門といわれる青年局とは何か。この組織は1955年の自民党結党以来存在する全国組織であるという。現在の規定では、45歳以下の自民党員であれば自動的に青年局員となるようだ。特にその中でも自民党青年局長経験者は多くが重要なポストを担うことになる。誠に不思議な組織だが、汗をかく、人を束ねる、マネジメントを学ぶなど、世間的な他の組織とは一味違うキャリアを積める場であることは間違いなさそうだ。2019/02/12

ふら〜

1
総理の登竜門とされる自民党青年局の歴史と、執筆時の局長だった小泉進次郎にスポットライトを当てている。青年局の役割、内情も確認することができ、引き続きキーとなっていく組織なんだろうなと思う。2022/05/26

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