新潮新書<br> 心を操る文章術

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新潮新書
心を操る文章術

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105555
  • NDC分類 816
  • Cコード C0281

出版社内容情報

メール、ツイッターから小説まであらゆる文章に応用可能! 読み手の心を揺さぶるための発想と技術。

今日からあなたも名文家の仲間入り! 読み手の心を揺さぶるために必要な発想とテクニックをつぶさに伝授。メール、ツイッターから小説まで、あらゆる文章に応用可能な「一億総書き手」時代の文章読本!

内容説明

文章は、ちょっとした工夫で印象がガラリと変わる―文体模倣の名手が、「笑わせる」「泣かせる」「怖がらせる」「怒らせる」「和ませる」文章を書くために必要な発想とテクニックをつぶさに伝授。小説、エッセイ、新聞記事など様々な実例をもとに読み手の感情を揺さぶることのできる文章と、できない文章の違いを明快に解き明かす。ユーモア満載で描かれた異色の文章読本。

目次

第1章 文章で笑わせる(人はどんな時に笑うか;パロディーという笑わせかた ほか)
第2章 文章で泣かせる(泣くのは楽しいのか;泣ける文章にも品の良し悪しがある ほか)
第3章 文章で怖がらせる(なぜ怖がりたいのか;恐怖は生理的なものである ほか)
第4章 文章で怒らせる(なぜ怒らせなければならないのか;プロレタリア文学も新聞の社説も ほか)
第5章 文章で和ませる(いい気持ちの文章は人を和ませる;人間へのほっこりとした愛 ほか)

著者等紹介

清水義範[シミズヨシノリ]
1947(昭和22)年生まれ。愛知教育大学国語科卒業。「昭和御前試合」で文壇デビュー後、独自のパスティーシュ文学を確立。88年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、中日文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

72
この本と同じタイトルの清水義範先生の文章講座に参加しているのですが、怒らせる文章については学ばなくていいですってすっ飛ばしてました。私も朝日新聞の天声人語を書き写すノートが書店で売られてるのを見て「アホか?」と思いました。社説を嫌味であと味の悪い文章、国民を怒らせるのが頭のいい私たちの使命だ。人を見下した上から目線の文章。って激しくうなずきました。やっぱり和ませる文章は書いてる人も読んでる人も、優しく良い気持ちにさせてくれるから好きです。2014/08/21

てながあしなが

14
最近ブログを始めたり、文章を書く課題が出たこともあって読むことにした。しかも大好きな清水義範氏が書いているということもあって、期待値も上がる。そして実際面白かった。最後、人を怒らせる文についてのところで、新聞に言及し、痛切に批判したのも興味深い。なお、ブログはこれです。→http://bookpotato.hatenablog.com/2017/11/08

天晴草紙

14
なるほどなるほどとうなづかされる話が満載の良著だ。これを読んだからといって心を操る文章がすぐ書けるようになるわけではないのだが、どんなときに笑うのか、なぜ、悲劇を楽しんで見られるのか。なぜ、怖がりたがるのか、についてわかりやすく書かれていて、笑わせる小説、泣かせる小説、怖い小説の秘密をわかった気にさせてくれる。そして、「文章で怒らせる」の章では、提言もなくただ読者をあおり怒らせるだけの意地悪文章を書く社説に怒っている。最後に文章で和ませるで締めくくっているのもいい。2014/04/20

太田青磁

14
余裕と生きるよろこびがあれば自然に人間は笑う・パロディは模倣するもののもとの権威を突き崩す効果をもつ・ヨシタカ、ヤスタカを生み、ヤスタカ、シンスケを生めり・心の中に名古屋に対する自負と、東京に対する劣等感が同居している・人間のおろかさや未熟さに気がついてはいるのだが、そのことに寛容で人間好きの精神を持っていれば、楽しく笑える文章が書ける・悲劇をみるのは泣きつつも楽しいこと・悲劇はドライに描写した方が時に効果的・怖い話のキーポイントがこのよくわからないなにか・感覚的・生理的にいやな感じ・新聞に社説はいらない2014/03/15

calaf

12
基本は、その感情になりながら書くという事でしょうか。まぁ、テックニックもあるのでしょうけど。それにしても、この本の中の例文、私にはそれほど感情を引き起こさせる物ではなかった気がする... (-_-;;;2014/03/07

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