新潮新書<br> 反省させると犯罪者になります

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新潮新書
反省させると犯罪者になります

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105203
  • NDC分類 326.56
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「悪いことをする→反省させる」は逆効果。犯罪者のリアルな生態を踏まえた超効果的な更生メソッド。「悪いことをする→反省させる」は逆効果! 累犯者は「反省」がうまい。本当に反省させるなら「加害者の視点で考えさせる」方が効果的――。犯罪者のリアルな生態を踏まえて考えた超効果的な更生メソッド。

岡本 茂樹[オカモト シゲキ]
著・文・その他

内容説明

犯罪者に反省させるな―。「そんなバカな」と思うだろう。しかし、犯罪者に即時に「反省」を求めると、彼らは「世間向けの偽善」ばかりを身に付けてしまう。犯罪者を本当に反省に導くのならば、まずは「被害者の心情を考えさせない」「反省は求めない」「加害者の視点で考えさせる」方が、実はずっと効果的なのである。「厳罰主義」の視点では欠落している「不都合な真実」を、更生の現場の豊富な実例とともに語る。

目次

第1章 それは本当に反省ですか?(2度の接触事故を起こした時の私の本音;「後悔」が先、「反省」はその後 ほか)
第2章 「反省文」は抑圧を生む危ない方法(「模範的な反省文」から読み取れること;反省は抑圧を生み、最後に爆発する ほか)
第3章 被害者の心情を考えさせると逆効果(被害者の視点を取り入れた教育;矯正教育なんかしない方がマシ? ほか)
第4章 頑張る「しつけ」が犯罪者をつくる(りっぱなしつけが生き辛さを生む;「しつけ」がいじめの一因に ほか)
第5章 我が子と自分を犯罪者にしないために(問題行動の背景をいっしょに考える;親から「迷惑をかけられたこと」を考える ほか)

著者等紹介

岡本茂樹[オカモトシゲキ]
1958(昭和33)年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部教授。臨床教育学博士。中学・高校で英語教員を務めた後、武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科博士課程を修了。日本ロールレタリング学会理事長。刑務所での累犯受刑者の更生支援にも関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

354
衝撃的なタイトルだけど、中身は心底からうなずけた。いかに表面的に「反省」させることが、罪なことか!  平気で反省文を書かせる親、教師、刑務所の刑務官。その行為が、将来の犯罪者を生み出している事実に、皆が気付くべきだ、と強く思う。2021/03/28

ネギっ子gen

73
刑務所における受刑者の更生を支援する現場から生まれた本。昨今の犯罪に対し厳罰化を求める声に対し、著者は言う。「私は厳罰化の方向には反対です。理由は、思い罰を与えても人は良くならないどころか、悪くなるばかりだから」と。「受刑者は、幼いときから周囲の者に何度も叱られ、反省を繰り返しています。それでも、また悪いことするのです。それがエスカレートした結果が犯罪」。だから“世間向けの偽善の反省”を求めず、支援者側のスタンスや刑務所の体制を変えることの方が、真の反省につながると説く。関係者にはぜひ読んでいただきたい。2019/11/30

こばまり

66
『ケーキの切れない〜』からの芋づる読了。確かに反省と後悔は全くの別物と感じ入る。人は誰しも、そのままの自分を丸ごと受け入れてくれ、甘えさせてくれる存在を必要とする。だから高倉健も倍賞千恵子を切望するのだ、幸福の黄色いハンカチを目指すのだ。2019/08/22

だんぶる

55
いろんなところで反省は必要になってくる。相手を納得させるための反省では根本的な解決にはならない。自分、自分達のための分析・再発防止策が大事。反省する技術ばかりが上手くなっていないか?発生した現実の原因をきちんと掘り下げる必要がある。2015/11/22

saga

48
自分が悩んでいなければ手に取ることはなかったであろう本。刺激的なタイトルだが、刑務所での矯正指導に携わる著者の本音でもある。そして、私の子育ても反省すべき点が多いことに気付かされた。「ありがとう・うれしい」と「寂しい・悲しい」そして「しんどい」が素直に言える自分でありたいし、家族も含め周りの人達にもそうあってほしい。2014/06/23

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