新潮新書<br> 外交プロに学ぶ修羅場の交渉術

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新潮新書
外交プロに学ぶ修羅場の交渉術

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104947
  • NDC分類 319
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「距離の専制」「歳の差理論」「象の戦術」「潜在的合意」――外交の現場でプロが使う、ズルくてしぶとい交渉術。

巧くて、ズルくて、しぶとい「12の戦術」。距離の専制、歳の差理論、象の戦術、潜在的合意……要求を飲ませ、相手を説き伏せるには、巧妙で周到な戦略が必要だ。外交の修羅場を乗り切る「プロの交渉術」とは。

内容説明

外交のプロたちは、交渉に臨むビジネスマンにとって最高の教師である。要求を突きつけ、相手を説き伏せ、国益を守る彼らは、熾烈な戦いに勝つためのテクニックや戦略、言葉を持っている。説得力を失うNGワード、非常識な相手との付き合い方、ナメられる交渉者の特徴、「交渉決裂」をどう表現するか…。日経新聞で長年外交・安全保障を担当してきた記者が、巧妙で周到な「プロの交渉術」を紹介する。

目次

交渉人は「べき」を使うな―北朝鮮を説得するには
危機管理の基本は「フルテキスト」―菅直人はなぜ批判されたのか
「二本線」で問題を整理する―「角福戦争」はいつまで続いたか
たった「一文字」が命とり―「小泉発言」はなぜ問題になったのか
「距離の専制」を利用せよ―なぜホワイトハウスで働きたがるのか?
たとえ話をうまく使おう―小沢一郎をどう捉えるか
あえて「逆説」を持ち出そう―アメリカは日本をどう説得したか
交渉決裂でも「合意」と言う―〓(とう)小平は尖閣問題をどうかわしたか
「用心深い楽観論」は万能である―専門家は中国をどう見ているか
「歳の差」をわきまえて付き合う―アジア諸国は何歳か
時には荒っぽいやり方も―ソ連は会議に何を連れてきたか
真理は中間にあり―ゴルバチョフは信用できたのか

著者等紹介

伊奈久喜[イナヒサヨシ]
1953(昭和28)年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、日本経済新聞社入社。政治部編集委員、論説委員、論説副委員長などを経て、特別編集委員(外交・安全保障担当)。同志社大学大学院等で国際政治論を考える。1998年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

45
人付き合いと外交交渉とのリンク付けが良かった。2012/12/26

えりすこ

7
外交官たちの交渉テクニックからビジネス等にも応用できないか、というような本だが、紹介される実例が興味深いものが多く、思ってた以上に楽しめました。2015/10/30

calaf

7
とりあえず、用心深い楽観論と楽観的な用心、使って(使い分けて)みようかな...って、そんな高等技術が自分に出来るとは思えないけど (^_^;;; でも、確かに「べき」は要注意語句なのかも。。。2013/02/04

プラス3

4
予想より実用的な内容。明日からでも使えそうなものばかり。国際政治のおもしろい話を参考に書かれているので、それだけでも十分楽しめる。特に、なりきり金正日の日記はハッとするモノがあった。2012/12/02

ヤエガシ

3
外交官ではなく、新聞記者の方が著者でした。だったら、絶対にもっと面白い話があったと思うんです。2015/08/16

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