新潮新書<br> 恐山―死者のいる場所

個数:
電子版価格
¥660
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

新潮新書
恐山―死者のいる場所

  • 南 直哉【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 新潮社(2012/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年05月03日 16時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104640
  • NDC分類 387
  • Cコード C0215

出版社内容情報

人は死んだらどこへゆく――。イタコの前で号泣する母、息子の死を問い続ける父……。死者に会うため、人は霊場を訪れる。たとえ肉体は滅んでも、彼らはそこに在る。「恐山の禅僧」が問う、弔いの意義。

南 直哉[ミナミ ジキサイ]
著・文・その他

内容説明

死者は実在する。懐かしいあの人、別れも言えず旅立った友、かけがえのない父や母―。たとえ肉体は滅んでも、彼らはそこにいる。日本一有名な霊場は、生者が死者を想うという、人類普遍の感情によって支えられてきた。イタコの前で身も世もなく泣き崩れる母、息子の死の理由を問い続ける父…。恐山は、死者への想いを預かり、魂のゆくえを決める場所なのだ。無常を生きる人々へ、「恐山の禅僧」が弔いの意義を問う。

目次

第1章 恐山夜話(この世の果て;温泉場としての恐山 ほか)
第2章 永平寺から恐山へ(20年の修行生活;永平寺で死にたかった ほか)
第3章 死者への想いを預かる場所(毎日が驚きの連続;仏教では割り切れない場所 ほか)
第4章 弔いの意味(君には信仰がない;仏教は生きるテクニック ほか)
無常を生きる人々―あとがきに代えて(彼らは来た;悲しめない心 ほか)

著者等紹介

南直哉[ミナミジキサイ]
禅僧。青森県恐山菩提寺院代(住職代理)、福井県霊泉寺住職。1958(昭和33)年長野県生まれ。84年、出家得度。曹洞宗・永平寺で約20年修行生活をおくり、05年より恐山へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

70
結構宗教的な話だったけども感覚的に理解しやすく書かれていてよかった。孫の遺品を収めるおじいさんの話には驚いた。2012/09/10

GAKU

54
恐山の歴史やイタコ、死霊に関するスピリチュアル的な内容を期待していたが、良い意味で裏切られた。ただ恐山の禅僧である筆者は、「死者は存在する」と述べている。これを読んだ私も同じ様に思う事が出来た。死とは?死者を弔うとは?霊は存在するのか?そしてイタコは本当に霊を呼び出す事が出来るのか?興味ある方は是非一読を。2020/04/17

こばまり

50
記憶も思考も感情も、私という存在自体もいずれ全てがなかったことになる。大切な人々も皆いなくなる。想像するだに恐ろしい。恐ろしさは歳を重ねる毎に増す。そんな気持ちが少しほぐれる読書体験であった。2017/11/12

ヒデキ

48
著者の南さんが、「ブラタモリ」で語ってみえることを聞いて「変わったお坊さんだな」と思って書店で見つけて読んでみました。  ご自身の修行は、仏教への信仰から始まっていないという記述を見て宗教ってなんだろうな?と改めて思ってしまいました。  日本の宗教が、どうやって発展してきたのかということと 本来は、あったけど仏教の衣をかぶせてしまった日本人独自の信仰を考えてしまうきっかけになりました。 死者との迎い方は、生者との向き合い方から始まるものですね2022/09/24

白玉あずき

46
恐山の歴史や仏法等について知りたい方には向かない書です。著者初読みですが、かなり禅僧としては異色で個性的な方で、仏教者、禅僧というより、西洋哲学的思考が強いと思いました。近代の合理的世界観から排除された「死」について語るところ、宗教(仏教)の衰退に対する危惧にも、仏教を超えたお勉強の跡が見られます。南直哉氏の個性、思想を読む本かなあ。恐山でのグリーフケア実践を通して、「死者」に捕らわれた生者を救う言葉の滋味には本当に有難いものがあります。イタコさんはお寺と何の関係もないそうで、確かに仏教的では無いですね。2020/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4726172
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品