新潮新書<br> ん―日本語最後の謎に挑む

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ん―日本語最後の謎に挑む

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103490
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C0281

出版社内容情報

日本語には大きな謎がある。母音でも子音でもなく、清音でも濁音でもない、単語としての意味をもたず、決して頭語には現れず、かつては存在しなかったという日本語「ん」。「ん」とは一体何なのか? 「ん」はいつ誕生し、どんな影響を日本語に与えてきたのか? 空海、明覚、本居宣長、幸田露伴など硯学の研究と日本語の歴史から「ん」誕生のミステリーを解き明かす。

内容説明

日本語には大きな謎がある。母音でも子音でもなく、清音でも濁音でもない、単語としての意味を持たず、決して語頭には現れず、かつては存在しなかったという日本語「ん」。「ん」とは一体何なのか?「ん」はいつ誕生し、どんな影響を日本語に与えてきたのか?空海、明覚、本居宣長、幸田露伴など碩学の研究と日本語の歴史から「ん」誕生のミステリーを解き明かす。

目次

第1章 「ん」の不思議
第2章 「ん」の起源
第3章 「ん」と空海
第4章 天台宗と「ん」
第5章 サンスクリット語から庶民の言語へ
第6章 声に出して来た「ん」
第7章 「ん」の謎に挑む
第8章 「ん」の文字はどこから現れたか
第9章 明治以降の「ん」研究
第10章 「ん」が支える日本の文化

著者等紹介

山口謠司[ヤマグチヨウジ]
1963(昭和38)年長崎県生まれ。大東文化大学文学部准教授(中国文献学)。大東文化大学文学部卒。フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

344
んという文字の歴史から、何故使われて来たのかのかがよくわかった。外国ではんは嫌われるというのも勉強になった。意外にも空海、最澄がんに関わっていた事を始めて知った。2018/01/12

鉄之助

162
「ん」は空海の発明だった。真言を表すためにサンスクリット語にある発音を正確に発音するために編み出した「ん」。それまで日本語に、「ん」が無かったことの方が驚き! 深い内容に感動した。2019/12/22

やっさん

128
★☆ 「ん」という文字の誕生や用例の変遷などをまとめた本。まるで文学部の学生の論文を覗き見した気分。読んでる途中で、何についての説明なのか分からなくなってくる。2019/12/30

徒花

113
まあまあよかった。普段なにげなく使っているけれども、じつは正体不明の言葉「ん」がいつ生まれ、どのように一般的に使われるようになったのかを読み解いていく一冊。そもそも古代の日本では「ん」が発声されていても文章のなかでは使われていなかったこととか、濁音がそもそも「穢れ」としての意味を持っていて、「ん」がいわば清濁の中間的な位置づけにある可能性とかはなかなか興味深い。ただ、割と専門的なことに踏み込んでいて退屈になることもある。2022/11/16

姉勤

49
当たり本。日本語の「ん」に関する考察。上代、文字を持たない日本人は、漢字を借りて万葉仮名を表していたが、「ん」に関する表記は省略または発音されなかったのか見られず、カタカナひらがなの発明当初も「ン」は無いまま、弘法大師空海が密教のマントラ:サンスクリット(梵字)の表音を正しく表記する必要性から徐々に「ん」の始まった説。そして日本人のケガレの思想。ガやザなど濁点が使う言葉やンを忌み嫌ったという説は納得。井原西鶴の好色一代男の冒頭「ふんどし」が「ふどし」と表記されたのは、ウ○コのついた褌は、やっぱりヤだもの。2014/09/23

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