新潮新書<br> 民主党―野望と野合のメカニズム

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新潮新書
民主党―野望と野合のメカニズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106102905
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0231

内容説明

彼らは一体、何者なのか?新党ブームのなかで、なぜ彼らだけ生き残れたのか?なぜ代表が次々クビになるのか?なぜ小沢一郎が絶対的権力者になったのか?なぜ左と右が共存していられるのか?資金源、実力、弱点は?かつて事務局長を務めた政治アナリストが意外と知られていない歴史、人脈、選挙、政策を総点検。結成十年で自民党と肩を並べるまでになった民主党の仕組みを明らかにする、有権者必携の一冊。

目次

1 野望と野合の10年―結成前夜から小沢時代まで
2 なぜ代表がすぐクビになるのか―代表交代劇と人事抗争
3 「5勝1敗2分」の通信簿―選挙
4 「寄り合い所帯」を解剖する―主要人物・グループ図鑑
5 バックにいるのは誰か―機構・地方組織・資金力
6 あらためて理念と政策を検証する―公約・マニフェスト

著者等紹介

伊藤惇夫[イトウアツオ]
1948(昭和23)年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒。約二十年間の自民党本部勤務を経て新進党に移る。その後、太陽党、民政党、民主党の事務局長に就任。01年退任し、明治学院大学、日本大学非常勤講師、政治アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーツ・リー

5
政権交代前夜までの、民主党の趨勢について書かれた本。 今振り返ると、よくこれで政権交代までこぎつけたな、という印象はぬぐいきれない。 例えば代表がコロコロ変わりまくる。平の議員が、平然と執行部の決定に反するような事を口にする。など。 そういう意味では、今の立憲民主党や、国民民主党は、それでも代表が、3年以上に渡って変わっていない、というだけでも、組織としての進歩が見られる。 とにかく、過去の民主党政権の失敗から始め、問題点を潰して行かなくてはいけない。 この頃よりは、組織としての進歩が見られたのは救いか。2020/10/07

Humbaba

3
現在の政権与党となった民主党.しかし,それは昔から逆風に弱かった.そして,その政治理念は一本筋が通っているとは言えない.自民党に対するアンチテーゼとしての政党でもある以上,自民党もそうだから,という言い訳は通用しないはずである.2010/08/23

Naota_t

2
「民主党」について、歴史や特徴が書いてある。 オンタイムの政策だけでなく、過去からその政党の性癖みたいなものが分かれば、オンタイムのそれを見る目も変わる、いいきっかけになった。 分かり易く言えば、「民主党を構成する議員達の大半が「風頼み」であり、他力本願」(p.123)であり、少数部隊の寄せ集め集団なのだという。 特に、「Ⅲ「5勝1敗2分」の通信簿」として、96年から07年の選挙をポスターやパンフレットからマニフェストの的を絞って結果を検証するのは、民主党の性格や傾向がわかって分かり易かった。 2013/09/08

KJ

2
歴史、議員のルーツ、背後組織、そして政策・理念…「民主党とは一体何なのか?」という問いに答えてくれる興味深い内容だった。書き方も一編の物語を読んでいるようで面白い。「数合わせ」「寄り合い所帯」等様々な批判はあるものの「新党ブームの最後の砦」として、ようやく自民党と肩を並べるまでに至った意義は大きい。民主党を軸に「自民党への挑戦」という視点でこの20年を捉えてみると、一進一退を繰り返しながら、それでもずっと前に向かって進んできたと言える。今回の選挙では、20年を経て初めて「後退」を選択するかが問われている。2012/12/13

huanghongyang

2
民主党かなり場当たり的に今の形になったようだ。正直、自民党との違いがよくわからない。自民党の右派と民主党の右派、自民党の左派と民主党の左派が合同して、新しい党を作るべきだと思う。2009/08/23

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