内容説明
結論。裁判員制度は違憲である。裁判員制度は人権を蹂躙する。裁判員制度は冤罪を作る。―ある日、突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。国が進める世紀の愚行を、元判事が完膚なきまでに批判。いますぐこの制度を潰さないと、日本は滅びてしまうのだ。
目次
序章 元裁判員のしゃべりすぎ
第1章 国民不在で決まった珍制度
第2章 裁判員制度の基礎知識
第3章 裁判担当者の条件
第4章 素人が裁判を破壊する
第5章 人権を否定する裁判員制度
第6章 まだある欠陥の数々
第7章 国民を欺く司法
第8章 裁判員に選ばれる不幸
終章 裁判員制度は実施前に廃止せよ
著者等紹介
井上薫[イノウエカオル]
1954(昭和29)年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒、同修士課程修了。司法試験合格後、判事補を経て96年判事任官、06年退官、07年弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
255
著者の意見は色々な媒体で聞いたことあるが、本当に裁判員制度って怖いし、大変だと思う。せっかく経験したことを守秘義務で全く喋れないし、喋ってしまうと捕まるという恐怖は嫌だな。2020/09/17
金吾
24
裁判員制度の問題点を縷々綴っています。プロから見ると駄目なのかもしれないなあと感じました。2024/04/15
青龍
10
図書館本。主張はわかるし、問題点もあるけど、今となっては、この制度も10年以上経っていて、廃止すべきという動きがないから、多くの人はには受け入れられているということか。2020/11/28
たまネギ子
3
裁判員制度の問題点について書かれています。裁判員制度=「民主的なちょっといい感じの制度」ではない。2017/01/08
ラスコリ
1
裁判員制度は憲法違反。この事実だけで廃止する理由としては十分すぎる。…分かりやすかった。2013/07/31




