内容説明
大混乱で始まったフジ・ロック・フェスティバルから一〇年。無謀な挑戦だった巨大イベントがいかにして成長し、定着したか。対抗する都市型フェス、サマー・ソニックの魅力とは何か。ステージ、バックステージ、観客席のそれぞれのドラマを綿密なインタビューを元に再現する。出演ミュージシャンの貴重な証言も満載。主要なフェスの出演者完全リスト付。
目次
第1章 奈良の大仏とボブ・ディラン―ロック・フェス前史
第2章 混乱と泥沼のスタート―フジ・ロック・フェスティバル(上)
第3章 定着と進化の道のり―フジ・ロック・フェスティバル(下)
第4章 後発の強みを生かした都市型フェス―サマー・ソニック
第5章 老舗の苦闘と可能性―ウドー・ミュージック・フェスティバル
第6章 小さく生んで大きく育てる―クアルトとsxsw
第7章 ロック・フェスが与えたもの
著者等紹介
西田浩[ニシダヒロシ]
1963(昭和38)年東京生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。読売新聞に入社後、静岡支局を経て、文化部に在籍。ポピュラー音楽を担当し、第一回目のフジ・ロック・フェスティバル以降、ほぼすべての洋楽系フェスティバルを取材する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羊の国のひつじ
10
フジロックとサマーソニックの歴史。フジロック初回の悲惨さに驚いた。1日目終了後には会場に約20トンのゴミが散乱、最寄り駅には終電に間に合わず始発を待つ人でごった返した。台風が来ていたため地面はぐちゃぐちゃ。よくフェスを継続する気になったものだと感心する。2、3組の演奏を聴いたら、芝生の上で読書をして、川遊び。タイ料理でも食べながら今度は遠目に演奏を楽しむ。そんな経験をしてみたいですね。どっちのフェスもめげずに続けていってほしい!2017/05/18
★★★★★
5
言いたいことは多々ありますので、箇条書き的に。話が大物バンドに偏るのは著者の資質か新書の宿命か、フェスの本質を汲みきれてない感じ。新聞屋らしい、味も素っ気もないバンド評も気になる。ただ、フェスとしてのサマソニをあまり褒めていない点は、ロック(というか音楽や芸術や文化一般)を語る上で最低限の感性は備えているものと評価できます。なによりも、著者がウドーに肩入れする往年のロックファンだということはよくわかりましたw それなりに面白かったけど、個人的な気持ちとしては、これ買う金でフジ行ってビール飲め!ってとこです2009/06/25
くりのすけ
4
今や夏の野外フェスティバルは風物詩となったが、その先駆けとなった第1回フジロックの成功と失敗を掘り下げて解説している。そして、サマーソニックの経緯についても述べられている。何よりもフジロックの主催者である日高さんが理想を追い求める姿に、フェス成功への熱意を感じさせられた。2015/09/25
miiiii
3
フジロックのことが知りたかったので読んだ本。フジロックでも出てくるバンド名が洋楽の方が多いのもよいけど邦楽バンドについても、もうちょっと触れてほしかったかも。2010/12/01
哲学ch
2
「夏はフェスの季節だ」と思うほど、日本にロックフェスが定着した。しかし、継続したフェスは約20年前はなかった。それを築き上げたのがフジロックだ。1回目、2回目はトラブル多発で以降の開催が危ぶまれたが、プロモーターの理念と対策が実り、日本のフェス文化を作り上げた。各ロックフェスには洋楽型、邦楽型や自然型、都市型など特徴が表れる。フェスにいく際はアーティストだけではなく、フェスの特徴も調べるとより楽しめそうだ。2021/06/06
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