新潮新書<br> アインシュタイン丸かじり―新書で入門

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アインシュタイン丸かじり―新書で入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106102073
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0242

内容説明

偉い。凄い。深い。しかも面白い。アインシュタインについて知ることは、二十世紀最高の知性に触れることである。「時空が歪む」という空前絶後の発想はどこから生まれたのか。無名の役人はいかにしてノーベル賞科学者となったのか。波乱万丈の人生と業績を辿り、数々の味わい深い名言からその哲学を知る。「熱狂的ファン」を自任する物理学者が、知の巨人の魅力を濃縮。ついに、今度こそ相対性理論がわかる。

目次

第1章 アインシュタインは偉い
第2章 「アインシュタイン以前」をおさらい
第3章 「奇跡の年」の奇跡ぶり
第4章 これで「特殊相対性理論」がわかる
第5章 世界一有名な方程式E=mc2の誕生
第6章 時空の歪みとは何か
第7章 想像力は知識よりも重要である―アインシュタイン名言集

著者等紹介

志村史夫[シムラフミオ]
1948(昭和23)年東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了。名古屋大学工学博士(応用物理)。静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。2002(平成14)年、日本工学教育協会賞・著作賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

56
アインシュタインの本は、何度読んでもよく解らない。しかし、この本は科学に全く無智であり、理系でない私にとっても難解な内容ではあったが、文系の人向けに解かりやすく解説してくれる本ある。アインシュタインの生涯の生きざまや偉大な業績を噛み砕いて紹介してくれている。20世紀に生きた著名人を一人挙げるとすれば、あのベロッと舌を出したアインシュタインであるということ。光の速さは不変だ。光の速さに近づく物質は大きくなる。光は重力によって曲がる。・・・ニュートンの科学から抜け出せない私は、やっぱりまだよく理解できない。2011/06/10

白義

16
今まで読んだ相対性理論関係の本の中では一番分かりやすかった。とにかく著者の「アインシュタイン大好き!」という情熱が伝わってくる完全なファンブックなのだけど、アインシュタインの凄さを伝えようとする情熱が凄すぎてアインシュタイン前史の物理学、現代への応用までしっかりフォローしているのが丁寧。現代技術の根幹にも光電効果や相対性理論がある。動いている物体は、動いているものの時間の流れは遅くなる、という奇妙な帰結を説いた理論、それを生み出したアインシュタインがいかに自由な精神の持ち主だったか、余すとこなくわかる一冊2018/02/17

おさと

9
薄ぼんやりとわかったような気にはなります、相対性理論。そんなことより、と言ってはしつれいなのだけど、そんなことより!アインシュタインという人物についてもっと知りたくなります。2016/10/19

マーク

6
41「相対性理論を楽しむ本」と比べ、科学的な内容は、どちらも優れていたが、アインシュタインの人物像に関しては、本書が面白い!アインシュタインは人間が魅力的です。2016/02/21

かつばやし

5
アインシュタイン大好き著者が、アインシュタインがどれほど偉大であったかを紹介していく本。ユーモアのある文体で、夏目漱石や兼好法師の文章を引用してくるあたり著者の教養の深さが感じられた。アインシュタインが成し遂げたことのすごさはよくわかった。特殊相対性理論など、光に関わる法則で彼が優れていたのは、光だけは例外的な扱いをし、光が他のすべての物理法則を導き出すという認識をしたこと。死後100年たってもなおその偉大さがとどまるところを知らないアインシュタインはやはりすごい。2011/07/04

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