新潮新書<br> 人はなぜ簡単に騙されるのか

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新潮新書
人はなぜ簡単に騙されるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101960
  • NDC分類 779.3
  • Cコード C0211

内容説明

振り込め詐欺から超能力といったオカルトまで、身の周りにはびこるトリックの数々。客観的に眺めると、どれも騙されるなんておかしいのではと思えるような単純な手法ばかりだが、人は条件さえ整えば、案外簡単に騙されてしまうもの。騙すという意味では同じ立場のプロマジシャンが、心理を操るメカニズムを明快に解き明かしてみせます―。そして最後に仕掛けられた究極のマジック、必ずやあなたも騙されるはず。

目次

第1章 まずはあなたを騙してみせます
第2章 自分の世界観が崩壊する時
第3章 「信じる」ってなんだろう?
第4章 マジックにおいて「騙す」とは
第5章 人には「信じたい」という本能がある
第6章 プロ奇術家が看破する犯罪詐欺
最終章 最後の挨拶

著者等紹介

ゆうきとも[ユウキトモ]
1969(昭和44)年岩手県生まれ。本名、高橋知之。プロマジシャン。トランプやコイン、お札などを利用して観客の目の前で演じる「クロースアップ・マジック」の専門家。92年、「世界マジックシンポジウム」クロースアップコンテスト優勝。2004年、厚川昌男賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

としP

25
タイトルの「人はなぜ簡単に騙されるのか」に対する答えとしては、「人には信じたいという本能があるから」。条件さえ整えば結構簡単に騙される(実際に自分も本書の中のトリックに騙された)。それを悪用すれば詐欺や新興宗教みたいになるし、逆にマジックとして人々を楽しませることもできる。2016/10/06

anco

10
奇術や詐欺のお話。人は「信じたい」という本能がある。「想像力」の使い分け。2017/12/19

桂けい

7
 人は本能的に、信じたい欲求にかられるのでしょう。信じてた方が、楽だと思いますから。騙されるのは、手品やミステリーの類いだけで願いたい所ですね。2017/01/28

ノリピー大尉

7
マジシャンの視点で語る詐欺師のテクニック。詐欺師、インチキ霊能者、インチキ超能力者は人間心理のスキを巧みに突く。絶対に騙されない方法は存在しないが、本当に冷静な人は、どんな事例でも結論を急がないということを覚えておこう。どんな嘘でも100回言えば、説得力を持つというが、これは会社の中でも応用できるだろう。一度伝えただけでは「そんなの無理に決まっている。できっこない」となるが、繰り返すことで説得力を持って末端にまで伝わるのだと思う。2014/02/23

がっち

6
私もそうだが、「人はそれが自分にとって真実であり、そうであると信じたい」と思う傾向がある。騙されるというのは騙されてると思ってないから起こりえる現象なのではないかと私は思う。本自体は絵を使った騙しを取り上げていたりして面白い。C2010/06/06

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