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漱石と鴎外―新書で入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101793
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

内容説明

日本人の必須教養、夏目漱石と森鴎外について、どこまで本当に知っていますか。「正岡子規の句会で二人は同席していた」「漱石の葬式の受付は芥川龍之介」「鴎外は女性スキャンダルで左遷された」等々。生い立ち、作品の成り立ちからトラブル、恋愛、スキャンダルまで、興味深いエピソードを辿りながら二大文豪を知る。今からでも間に合う、今だからこそ読んでおきたい大人のための教養講座。

目次

第1章 夏目漱石の話(建築家と小説家を志す;松山で鬱憤を抱える;イギリスでも日本でも苦労する;猫のおかげで流行作家になる;名作を量産する;スキャンダルを解決する;死後もゴタゴタする)
第2章 森鴎外の話(天才少年、出世する;ドイツで研究と恋愛に盛り上がる;スキャンダルで大変な目に会う;美人妻と母の板ばさみになる;発禁処分を受ける;桃太郎をリメイクする)

著者等紹介

高橋昭男[タカハシアキオ]
1936(昭和11)年山形県生まれ。東京電機大学卒業。工業英語翻訳家を経て、「テクニカルライティング」の専門家となり、(株)日立製作所、NTT各研究所などで講座を持つ。成蹊大学理工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無花果

38
読友さんの感想よりこちらを知ったんだけど、いやいや面白かった。漱石と鴎外。文学に全く興味がない人も名前は確実に知ってる文豪だよね。彼らの写真ってかなり立派な人物像に見えるけど、いや立派な経歴な持ち主だけど。結構やらかしてるの。既に知ってる出来事もあったけど、知らない出来事も盛りだくさん。言い方悪いけどゴシップ読んでる感じにも。この新書を読んだあとに二人の作品を読んだらまた違う楽しみ方ができそう。2015/03/19

万葉語り

36
津和野の鷗外記念館で購入し、帰りの新幹線で読了。作品をいろいろ読みたくなるエピソード満載で、特に舞姫を発表したことで左遷されたり離婚が決定的になったりしたところが鷗外のストレスと本音が表れているのかと思った。漱石の章がボリュームがあり、鷗外の章は少なかった。2017-1382017/08/19

たかしくん。

32
後半の鴎外から読みました。考えてみると、鴎外については、まともに読んだ本は1冊もなく、知らないことばかりでした。意外に、女性問題には脇が甘いようで、「舞姫」がなかなかなスキャンダラスな出来事に及ぶとは!?漱石の部分が、特に私の読まず嫌いである「吾輩は猫」のエピソードが、これまた楽し。2015/02/11

ma

9
名前や受験対策のためにタイトルくらいしか覚えていなかった漱石と鴎外。二人がどのような人なのか、悩み苦しんだエピソードや色恋沙汰などなど、二人がどのような人なのかが垣間見れて楽しかったです。二人の作品を読まなきゃと思います。私は鴎外の方が魅力的なのかな。漱石の人のために動くというエピソードは意外でした。2020/10/17

あいくん

5
☆☆☆漱石は熊本にゆかりが深いです。熊本市の熊本近代文学館、内坪井旧居、熊本大学の五高記念館、玉名市の那古井館、草枕交流館、阿蘇の山王閣などゆかりの地はいろいろです。鴎外は小倉にいましたので、森鴎外旧居が残されています。津和野にも記念館があります。東京の記念館も文京区にできました。漱石も幼少期には漢学に親しみますが、森鴎外も五歳で「論語」を素読するなど四書五経に親しみます。漱石はロンドンに留学しますが、鴎外はベルリンに留学します。漱石は貧乏とノイローゼに苦しみますが、鴎外は優雅な暮らしを満喫しました。2014/11/20

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