出版社内容情報
時代を担った物故者を取り上げてその生涯を振り返る、週刊新潮の名物コラム『墓碑銘』。30年の連載の中から昭和を生きた54名を厳選する。戦時中「曲学阿世」と罵られた元東大総長、「天皇・マ元帥会見」の秘密を漏らした通訳、オギノ式避妊法を見出した町医者、新宿・尾津組の親分、脱税していた熊沢天皇・・・。正史では伺えぬ「生きた昭和史」の数々。
内容説明
時代を担った物故者を取り上げてその生涯を振り返る、『週刊新潮』の名物コラム「墓碑銘」。三十年の連載の中から昭和を生きた五十四年名を厳選する。吉田茂に「曲学阿世」と罵られた東大総長、「天皇・マ元帥会見」の秘密を漏らした通訳、オギノ式避妊法を見出した町医者、新宿・尾津組の親分、脱税していた熊沢天皇…正史では窺えぬ「生きた昭和史」の数々。
目次
「帝国海軍」の大往生、野村直邦大将
長崎県大村市元市長・大村純毅「藩主」の死
美空ひばりファンだった「曲学阿世」の元東大総長
「悲劇の宮家」を支えた北白川房子さんの死
「カステラ人生」文明堂会長の金銭哲学
天皇・マ元帥会見の秘密と奥村元外務次官
避妊の荻野博士の「町医者」としての生涯
『丸井』青井忠治会長の「月賦屋」五十三年
日米開戦時の嶋田海相の「沈黙の戦後」
パリの伝説的日本人、薩摩治郎八氏の生涯〔ほか〕