出版社内容情報
喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。すべてを左右していたのは「見た目」=「非言語コミュニケーション」の力だった。
内容説明
喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。すべてを左右しているのは「見た目」だった!顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門。
目次
第1話 人は見た目で判断する
第2話 仕草の法則
第3話 女の嘘が見破れない理由
第4話 マンガの伝達力
第5話 日本人は無口なおしゃべり
第6話 色と匂いに出でにけり
第7話 良い間、悪い間、抜けてる間
第8話 トイレの距離、恋愛の距離
第9話 舞台は人生だ
第10話 行儀作法もメッセージ
第11話 顔色をうかがおう
著者等紹介
竹内一郎[タケウチイチロウ]
1956(昭和31)年福岡県・久留米市生まれ。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。九州大谷短大助教授などを経て著述業。『戯曲 星に願いを』で、文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞(筆名/さいふうめい)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
212
見た目で判断してはいけないとは道徳的によく言われるが、見た目がやっぱり重要なんだなと知った一冊。いくら説明してもわからないのは話すまでの態度、身振り手振り、顔つきも重要ということ。2010/01/27
うりぼう
169
ブックオフの105円コーナーで購入。勝手に第一印象で9割が決まる、その直感を信じなさい。みたいな本を予想して買ったら全然違った。理屈はルックスに勝てないと帯にあるが、理屈あるルックスが、大事と説く。隙間に手を入れると気持ちいい、「人の気持ち」も隙間に入りたがるという意見は共感。多分、生存を賭けるには、囲まれた場にいるのが、最も安全で落ち着くのだろう。日本人には「わからせなくてもよいのだ」という伝統の例に小林秀雄や渋澤達彦が出てくるのが傑作。非言語コミュニケーションが、ずいぶん広く解釈されて、不思議な感覚。2010/10/01
馨
125
人間の本音って、話し言葉にはほとんど表れなくて 真実を見抜くには相手のしぐさとか表情、汗の出る感じだとか手の動かし方だとか何気ない動作の方が嘘をつけないから効果的だとか、よく言われます。言葉がどれだけ真実味を帯びていないか、よ~くわかりました。
ミカママ
116
キャッチーなタイトルに惹かれて手に取ったけど、期待とぜんぜん違うじゃ〜ん。要は、非言語コミュニケーションについてのオハナシ。ヒトは言語でなく、仕草や五感でコミュニケーションをとっている、というような、ね。それならそれでいいけどさ、だったらそれなりのタイトルつけてよ。騙された感9割!(怒)2015/04/10
みゃーこ
85
見た目というのは容姿に限らず「ノンバーバルコミュニケーション」(言葉によらない情報)すべてを含んだ見た目ということで、演劇やマンガなどの分野で言葉以外の伝達表現活動を長年携わってきた著者による「見た目」情報の分析。多岐にわたって言及されており読むのが楽しかった。人間って案外単純だな~と…様々なところで意外な情報を無意識に読みとっているんだと知ると声や顔の表情(9割)にももっと気を配ってかからなければならない。無頓着だった!気をつけねば。2012/12/15