出版社内容情報
ビート たけし[ビート タケシ]
著・文・その他
内容説明
何かヘンだ。どうもおかしい。ところがそれを口に出した途端に袋叩き。今の日本、そんなことが多過ぎる。いっそ、この際、「王様は裸だ。おかしいぞ」と吐き出してみたらいいじゃないか。政治、経済、国際問題から愛人問題まで、すべてを裸にしてみせる。ビートたけしの社会批評、人生論の集大成。
目次
第1章 経済は裸だ(本当に不況か;不況に強い職業は何か ほか)
第2章 世間は裸だ(スローフードってありがたいのか;ラーメンブームはいつまで続くのか ほか)
第3章 日本は裸だ(政治家、財界人の顔はなぜ貧相になったか;選挙権は一人一票でいいのか ほか)
第4章 世界は裸だ(中国の急成長ってそんなに凄いのか;冷戦は悪だったのか ほか)
第5章 人生は裸だ(一夫一婦制は大切か;安楽死は殺人か ほか)
著者等紹介
ビートたけし[ビートタケシ]
1947(昭和22)年東京都足立区生まれ。テレビ、ラジオの他、映画や出版の世界でも活躍。97年、映画「HANA‐BI」でベネチア国際映画祭グランプリを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らったった
100
何だか本を読まなきゃ!と焦り、一気に4冊も読んでしまいました(-_-;)色んな物事、時代や戦争、国々に対し軽快に説いています(^^)あ、俺って何も知らないんだな。と思うことが多々ありました。著者のは本はとても読みやすいです(*^^*)2014/07/10
きむこ
35
2003年刊行の本なので情勢が変わっていたりしますが、ビートたけしのテレビタックルをそのまんま本にしたような小気味いいテンポで世の中を痛烈に風刺したり皮肉ってます。裸の王様というのはみんなもうとっくに気づいてるのに言えない事柄。例えば日本の憲法、政治、中国や韓国に対して、他いろんなところで無理を重ねてほころびだらけになっていて、もう破れてボロボロになってたりもするのに、皆うまく核心に触れないように立ち回っている。たけしさんがその辺を突っついて毒舌で語ってますが不思議と嫌味じゃないし、読みやすかったです。2014/07/26
金吾
23
ビートたけしさんが31の疑問を自ら答えるエッセイです。思っていることを歯に衣着せぬ発言で語っていくので面白いです。2024/04/14
anco
12
たけしさんが世の中のおかしいと思うところを批評した10年ほど前の本です。たけしさんの指摘はとても難しいことを述べているのではなく、少し考えれば分かることなのに、気付けていないところを突いていました。メディアやネットの情報をうのみにするのではなく、懐疑心をもって自分で考えることが大切だと気付かされました。2014/10/09
καйυγα
10
ビートたけし氏が世の中に対して皮肉った内容を綴っている本。だが、皮肉が皮肉に聞こえてこない。たけし氏の世界観は独特だと思うが、世を的確に描写しているからだ。裸の王様とは上手く言ったもんだ。100%の自分を求めない貪欲な気持ちも凄い。人間、限界を決めちゃいけないよね。すっぽんぽんの丸裸な気持ちで現代を生き抜く人間になりたいな。2014/06/25