新潮選書<br> 日本史はいかに物語られてきたか

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新潮選書
日本史はいかに物語られてきたか

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106039478
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C0321

出版社内容情報

20人の「歴史物語」から読み解く、知られざる戦後思想史! 網野善彦・山本七平・司馬遼太郎・松本清張・梅原猛・吉本隆明・坂本多加雄……戦後の知識人は自らの理想とする「国のかたち」を歴史に託し、従来の皇国史観やマルクス史観とは異なるユニークな「史論」を展開した。多様な史観が競合する思想空間は、いかに育まれ、なぜ衰退したのか。気鋭の思想史家が描く「歴史観の戦後史」。


【目次】

内容説明

網野善彦・山本七平・司馬遼太郎・松本清張・梅原猛・吉本隆明・坂本多加雄…戦後の知識人は自らの理想とする「国のかたち」を歴史に託し、従来の皇国史観やマルクス史観とは異なるユニークな「史論」を展開した。多様な史観が競合する思想空間は、いかに育まれ、なぜ衰退したのか。気鋭の思想史家が描く「歴史観の戦後史」。

目次

「日本史」の来歴をたずねて
百田尚樹『日本国紀』にはなぜ史観がないのか
渡部昇一『日本の歴史』が注視した皇室と国体
坂本多加雄『象徴天皇制度と日本の来歴』が説いた護憲の論理
西尾幹二『国民の歴史』が拘った天皇抜きのナショナリズム
上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー』の一貫性と揺らぎ
網野善彦『日本社会の歴史』が持つ二面性
佐藤誠三郎『文明としてのイエ社会』が示した多系的な近代観
山口昌男『天皇制の文化人類学』の二つの焦点
小松左京『日本沈没』と梅原猛『隠された十字架』のコスモポリタニズム
吉本隆明『共同幻想論』はなぜ天皇制の自然消滅を楽観したか
山本七平『現人神の創作者たち』に込めた日本教批判
松本清張『象徴の設計』の官と司馬遼太郎『坂の上の雲』の公
遠山茂樹『昭和史』と近代化論争
家永三郎『くにのあゆみ』後に起きた史観の転回
羽仁五郎『都市の論理』が夢見たアゴラ
山川菊栄『武家の女性』と高群逸枝『女性二千六百年史』の対決
平泉澄『物語日本史』はなぜ正史を批判したか
歴史物語の自由競争は蘇るか

著者等紹介

河野有理[コウノユウリ]
1979年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。首都大学東京(当時)法学部教授などを経て、法政大学法学部教授。専攻は政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun'ichiro AKIKUSA

4
ちょうど直前に松本清張「カルネアデスの舟板」を読んでいたので「おっ」と思った(し勉強になった)。2026/06/23

めめほめ

3
様々な論者の歴史の記述を切り出した史観に着目して紹介する本。同じ歴史上の事実でもまぁ皆さん色々考えるわねと面白く読みすすめていたのだが、だんだん歴史を学ぶ意義ってなんなんだろう…となりました。2026/06/20

辻井凌|つじー

3
歴史を語るおもしろさを教えてくれる。 多彩な知識人たちが自由競争のように語る「史論」の数々には、歴史の見方の豊かさが詰め込まれている。 今を予言するような渡部昇一の女性政治家に対する期待の言葉にはおどろいた。2026/05/26

ヤマニシ

1
「キーワードは「物語」だ。この言葉は、もしかしたら、現代日本の政治的イデオロギー——右翼・保守であれ、左翼・リベラルであれ——にかけられたある種の呪文なのかもしれない。」(p32)2026/06/13

たま

0
文化財に関わる仕事をしていると、とおりのいい話、受ける物語が時々で変わることに気付かされる。そうしたこともあって、保護技師や学芸員は物語から距離を置く(見ようによっては逃げる)ことが多いが、そのこと自体が結果的に文化財の価値を毀損している、ということもあるかもしれない、と気付かされた。2026/06/13

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