新潮選書<br> 中国皇帝の条件―後継者はいかに選ばれたか

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新潮選書
中国皇帝の条件―後継者はいかに選ばれたか

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106039256
  • NDC分類 288.492
  • Cコード C0322

出版社内容情報

「二代目で傾き、三代目が潰す」を回避するための鉄則とは? 中華の絶対権力者であると同時に、一人の親でもある皇帝にとって、皇太子の選定は王朝存亡を賭けた最重要課題であった。強烈な個性を押し通した先代と比較されて苦しむ二代目、甘やかされる三代目など、皇位継承に見られる構造的な困難を乗り越える秘訣を、秦の始皇帝から清の康熙帝まで歴代14人の事例から明らかにする。

内容説明

「二代目で傾き、三代目が潰す」を回避するための鉄則とは?中華の絶対権力者であると同時に、一人の親でもある皇帝にとって、皇太子の選定は王朝存亡を賭けた最重要課題であった。強烈な個性を押し通した先代と比較されて苦しむ二代目、甘やかされる三代目など、皇位継承に見られる構造的な困難を乗り越える秘訣を、秦の始皇帝から清の康熙帝まで歴代14人の事例から明らかにする。

目次

第一章 我ありてこそ―後継者指名の遅延とそれがもたらすもの
第二章 頼るしかなかった、とはいえ―血縁のありがたさとその反動
第三章 我をおいてほかになし―ともに業をなしとげたものとして
第四章 思いもしていなかったのに―王朝を継続するために
第五章 なにがなんでも我こそが―皇帝即位への意欲とそれがもたらすもの
第六章 父を受け継ぎ飛躍を目指す―父の遺産とイノベーション
第七章 準備万端整えたはずが―早期の後継者指名が崩れた結果

著者等紹介

阪倉篤秀[サカクラアツヒデ]
1949年京都市生まれ。関西学院大学大学院博士課程修了。関西学院大学教授を経て、同大名誉教授。専門は明代史。学校法人関西学院常任理事(2007~16年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

15
皇位継承にあたって似たようなタイプ、あるいは似たような状況にあった異なる時代の皇帝を2人ずつ取り上げるという形式で、プルタルコスの『対比列伝』を思わせる構成(皇帝に「列伝」というのもおかしい気がするが)。ただ、基本的に近年の研究の成果を積極的に盛り込むという風ではなく、たとえば始皇帝について『趙正書』の存在にはまったく言及せず『史記』の記述に沿って話を進めるという具合に、正史など史書に沿った内容。章節ごとにあちこち時代が飛ぶが、ほかの章で関連の記述がある場合はその章を提示するといった配慮もなされている。2025/04/28

電羊齋

10
中国の皇帝の後継者選び、その時代の政治史などを解説している。ユニークなのは歴史上似た立場、似たタイプの皇帝同士をセットで対比する構成で、秦の始皇帝と漢の武帝、前漢の恵帝と清の順治帝、唐の太宗と宋の太宗などといった並びになっている。内容については、あとがきにもあるとおり、歴代正史・『清史稿』に沿っている。近年の研究はあまり参照していないらしい。個人的感想としては、清の皇帝たちについての記述、清の政治史に関する認識はかなり古く見えたし、満洲人の名前の表記についても気になる箇所が多かった。2025/05/11

261bei

1
後継者の選定を軸にした中国皇帝論。兄弟や有力な臣下を粛清した始皇帝も、後継者の選定は極めて遅く、趙高の付け入る隙を与えた。そして最終章、時を超えて清の雍正帝は、太子密建法に行き着いた。各章の議論はカルチャーセンターでの講義が元になっているらしく、軽い文体で、用語解説もほどよく入りながら進み、気楽に読める本である(注などは一切ないのでリサーチの発起点には向かないが)。2025/05/15

Teo

0
中国皇帝を継承者がどう決まってどうなったかを類型別にしたものだが、中身は既に中国史を知ってる人間には既知の内容で目新しさが無い。扉で無理矢理現代の企業の後継者選びみたいな事を書いてるけど、それもほんのちょっとであってもなくても同じ。2025/05/30

Lilas

0
書評で見て気になったのだけれどタイトルと内容が不一致、後継選出をタイプ別に分けて解説した本。いかにも大学のセンセイが書きましたという感じ。あとがきを読んでその言語感覚の古さに驚く。内容もそんな感じで驚きは無し、ふむふむと読んで印象に残らず。各章のタイトルページにこの時代、と分かるように年表があるのは工夫だけれど、字が細かすぎて気づきにくい。もったいない。 2025/05/28

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