新潮選書<br> 日本の戦争はいかに始まったか―連続講義日清日露から対米戦まで

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新潮選書
日本の戦争はいかに始まったか―連続講義日清日露から対米戦まで

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038976
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0331

出版社内容情報

大日本帝国80年の軌跡を、8人の碩学の最新研究で学び直す!  当初から朝鮮支配を意図し、計画的に大陸中国を侵略して、軍部の無謀な暴走の末に対米戦が不可避となった、というのは本当か? 日清・日露戦争から第一次大戦、満州・支那事変を経て、先の戦争に至るまで、当事者たちがどんな決断を下したのか、それぞれの開戦過程を各分野の第一人者が実証的に語る「近現代史」連続講義。

内容説明

大日本帝国80年の軌跡を8人の碩学の最新研究で学び直す!当初から朝鮮支配を意図し、計画的に大陸中国を侵略して、軍部の無謀な暴走の末に対米戦が不可避となった、というのは本当か?日清・日露戦争から第一次大戦、満州・支那事変を経て、先の戦争に至るまで、当事者たちがどんな決断を下したのか、それぞれの開戦過程を各分野の第一人者が実証的に語る「近現代史」連続講義。

目次

序章 戦争の八〇年・平和の八〇年
第1章 日清・日露戦争はなぜ起きたのか
第2章 第一次世界大戦はなぜ起きたのか
第3章 満州事変はなぜ起きたのか
第4章 支那事変はなぜ起きたのか
第5章 対米戦争はなぜ回避できなかったのか
第6章 真珠湾攻撃前後の英米関係はいかに形成されたのか
第7章 昭和天皇は戦争にどう関わっていたか
第8章 大東亜戦争の「遺産」はなにか
第9章 対米開戦の「引き返し不能点」はいつか“質疑応答”

著者等紹介

波多野澄雄[ハタノスミオ]
1947年生れ。筑波大学名誉教授

戸部良一[トベリョウイチ]
1948年生れ。防衛大学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

101
日清日露、第一次世界大戦、満州事変、支那事変、対米戦争について、なぜ戦争を始めなければいけなかったかを詳しく分析する。全八回の連続講義の講義録であり、各章の執筆者ごとに微妙なスタンスの違いはあるが、現代文化會議の主催だけあって、十五年戦争という概念を否定し、大東亜共同宣言を評価するというような歴史観が貫かれているように思える。時代を経るにつれて、「なぜ始めたか」ではなく「なぜ回避できなかったか」という分析が必要になるほど、この国の意思決定が「両論併記的」で「非(避)決定的」になってゆく様子がよくわかる。2023/10/05

skunk_c

66
現代文化會議という右派系の団体が主催する連続講義で、日清・日露から対米戦争までの開戦に至る過程の概説で、さほど新鮮味のある話はなかった。興味深かったのが山田朗氏の昭和天皇と戦争との関わりの章で、統治(政治)に関しては距離は置いていたが統帥に関しては情報を得てかなり突っ込んだ質問をしていたこと。ドイツ敗北までは一撃講和論だったそうだ。そして『昭和天皇実録』には多分意図的な書き落としがあるとの指摘は重要。しかし台湾航空戦で海軍は矛盾する報告を天皇にしながらその内容を吟味していないとは。あと著者略歴は欲しい。2023/11/14

masabi

11
【概要】日清日露から対米戦まで開戦の経緯とそれ以外の選択肢があったのかを各分野の専門家が講義する。【感想】どの講義も興味深かったが、とりわけアメリカがイギリスの抗戦継続を自国の死活的利益だとみなす過程(6章)と昭和天皇がどれだけ戦況に通じていたのか、主体的に軍事に関与したのか(7章)と論じたものだ。後者は正確な情報に触れ的確な指摘をする軍事指導者の面を示す。この視点はなかったと。また、中国での利権をめぐり衝突する日英戦争の面も強調されており、そちらについても調べたくなった。2024/04/10

バルジ

4
新潮新書『決定版大東亜戦争』の上位互換といった趣の一冊。時代範囲は本書方が広く、明治から戦後日本までを射程に入れる。個別の論稿は読んでいただくとして印象深い点を幾つか。森山優氏の論稿は氏の代表的研究とも言える当時の意思決定権者の「非決定」論ずるも本稿ではそれに留まらない。対米戦争決断という「決定」時に比較衡量されたシナリオが同一の評価基準に立って検討されていないことを指摘する。臥薪嘗胆路線では国際環境の変化は考慮されす、対米戦ては国際環境の変化から「勝利」という希望を導き出す。これでは判断を誤る訳である。2023/11/05

onepei

4
番外に近いが第7.8章が興味深かった2023/07/23

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