出版社内容情報
生身の知事から、まったく新しい沖縄現代史が見えてくる! 「基地か経済か」「政府との対立か協調か」――沖縄は常にこの二分法で語られてきた。しかし歴代の県知事たちは、保守であっても時に首相を鋭く批判し、革新であってもしばしば官邸と協力した。屋良朝苗、西銘順治から翁長雄志、玉城デニーまで8人の肉声から、単純化された保革対立では見えない沖縄問題の深層を読み解く。
内容説明
「基地か経済か」「政府との対立か協調か」―沖縄は常にこの二分法で語られてきた。しかし歴代の県知事たちは、保守であっても時に首相を鋭く批判し、革新であってもしばしば官邸と協力した。屋良朝苗、西銘順治から翁長雄志、玉城デニーまで8人の肉声から、単純化された保革対立では見えない沖縄問題の深層を読み解く。
目次
第1章 屋良朝苗―眉間の縦ジワが示したもの
第2章 平良幸市―「土着の人」はなぜ倒れたか
第3章 西銘順治―沖縄の「保守」とは何か
第4章 大田昌秀―「学者知事」の理想と躓き
第5章 稲嶺惠一―「魚より釣り具」を求めた経済人
第6章 仲井眞弘多―元官僚が目指した沖縄の「自立」
第7章 翁長雄志―なぜ保守が「オール沖縄」を作ったのか
第8章 玉城デニー―「戦後沖縄の象徴」となった異色の知事
著者等紹介
野添文彬[ノゾエフミアキ]
1984年生まれ、滋賀県出身。沖縄国際大学法学部地域行政学科准教授。一橋大学経済学部卒業後、同大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は国際政治学、日本外交史、沖縄基地問題。主な著書に『沖縄返還後の日米安保 米軍基地をめぐる相克』(吉川弘文館、2016年/沖縄協会沖縄研究奨励賞、日本防衛学会猪木正道賞奨励賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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