出版社内容情報
どう考えれば肯定的に生きられるのか。怒り、憎しみ、悲しみ……ネガティブな感情の整え方を、中世哲学の最高峰『神学大全』に学ぶ。
内容説明
「感情をありのままに深く受けとめよ」―究極の幸福論。怒り、悲しみ、憎しみ、恐れ、絶望…どんなネガティブな感情も、論理で丁寧に解きほぐすと、その根源には「愛」が見いだせる。不安で包まれているように思える世界も、理性の光を通して見ると、「善」が満ちあふれている。中世哲学の最高峰『神学大全』の感情論を、学生と教師の対話形式でわかりやすく解説し、自己と世界を共に肯定して生きる道を示す。
目次
第1章 「希望」の論理学
第2章 「愛」はどのように生まれてくるのか
第3章 感情の分類(一)―欲望的な感情
第4章 感情の分類(二)―気概的な感情
第5章 「憎しみ」の根底には「愛」がある
第6章 心の自己回復力―「喜び」と「悲しみ」の仕組み
第7章 「愛」のうちに「喜び」がある
第8章 「もう一人の自分」と出会う
第9章 善には自己拡散性がある―「肯定の哲学」から「肯定の神学」へ
第10章 世界は「善」に満ちている
著者等紹介
山本芳久[ヤマモトヨシヒサ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員などを経て、現職。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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