出版社内容情報
署名本や葉書、修正稿に反古原稿――入手した自筆資料から見えてくる未知の漱石。新発見資料「文学志望者の為めに」も全文収録。
内容説明
活字とは一味ちがう“直筆”の価値、その奥深い世界。修正原稿や書き損じ、献呈署名本や原稿用紙裏の落書き。数多くの貴重資料を発掘し、調べていくうちに意外な発見が―。漱石は『行人』の連載を自ら切り抜き、『道草』の反古原稿は弟子達にあげた。芥川、太宰、谷崎との比較もまじえ、エディンバラからのはがきが物語る新たな漱石の姿や、『倫敦消息』の“百年の謎”も解明する稀有な一冊。幻の原稿を全文収録。
目次
第1章 新潮社の宝石
第2章 スコットランドからのはがき
第3章 シベリアを横断した寄贈本
第4章 新聞を切り抜いた漱石
第5章 原稿の裏の「落書き」
第6章 奇跡の発見
『青年評論』影印
著者等紹介
川島幸希[カワシマコウキ]
1960(昭和35)年、東京に生まれる。秀明大学学長。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パトラッシュ
124
断簡零墨とは古い手紙や切れぎれの文書、書き散らした断片を意味する。普通ならゴミでしかないが、漱石のものが発見されたら新聞で報じられたり高値が付く場合がある。今日も読まれ続けている近世最大の文豪の肉筆となれば、伝記的事実や作品誕生のプロセスを研究する貴重な資料となるのだ。本書掲載の分でも漱石と同時に滝廉太郎や土井晩翠のはがきが見つかり、ロンドン在住の友人に送られた署名入り著作を横溝正史が買い取ったり、全集未収録だった雑誌寄稿文が明らかになるなど文学好きにはたまらない断簡零墨を入手する経緯自体が楽しい物語だ。2026/10/27
takao
2
ふむ2021/05/16
伊達者
1
著者の自慢話と言ってしまえばそれまでだが,コレクターとしての眼力を自慢しつつ漱石を巡る話題を面白く読ませてくれる。2020/01/11




