新潮選書<br> 野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電書あり

新潮選書
野生化するイノベーション―日本経済「失われた20年」を超える

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月28日 19時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038457
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C0334

内容説明

「最新経営学」で日本企業を復活させる!「米国のやり方」を真似すれば、日本の生産性は向上するはず―そんな思い込みが、日本経済をますます悪化させてしまう。米・英・蘭・日の名門大学で研究を重ねた経営学のトップランナーが、「野生化=ヒト・モノ・カネの流動化」という視点から、イノベーションをめぐる誤解や俗説を次々とひっくり返し、日本の成長戦略の抜本的な見直しを提言する。

目次

はじめに―野生化するイノベーション
あなたがスレーターだったなら旅立ちますか
第1部 イノベーションの「習性」を知る
第2部 日本のイノベーションは衰えたのか
第3部 「野生化」は何をもたらすか
野生化にどう向き合うか
あとがき―イノベーションと幸福

著者等紹介

清水洋[シミズヒロシ]
1973年、神奈川県生まれ。一橋大学大学院商学研究科修士。ノースウエスタン大学歴史学研究科修士。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでPh.D.(経済史)取得。アイントホーフェン工科大学フェロー、一橋大学大学院イノベーション研究センター教授を経て、早稲田大学商学学術院教授。『ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション:半導体レーザーの技術進化の日米比較』で日経・経済図書文化賞と高宮賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

78
バブル崩壊後の1990年代初頭から2010年代初頭までの「失われた20年」。日本の人口減少と高齢社会が進むなかで、いまも失われたままで復調には程遠い。人口減少は文明にとっての最大のリスクとして、日本好きのイーロン・マスクが「日本はいずれ存在しなくなるだろう」とツイッターに投稿していたのは、ここ最近のことだ。イノベーションは、「経済的な価値を生み出す新しいモノゴト」で、既存のやり方を破壊して、新しく創造すること。→2022/05/08

koji

31
気鋭の経済学者による切れ味鋭いイノベーション論です。著者は、その流動性の高さから野生化というメタファでイノベーションを説き、中でも日米の差に着目します。とりわけ私が衝撃を受けたのは企業の年齢と本業の稼ぐ力(ROA)の相関図。日本が10代でピークを迎え加齢と共に低下するのに対し米国が落ちないこと。唯著者は、ここから単純な米国礼賛論にせず、+-の側面に目配りし、日本が歩むべき3つの提言(イノベーションの種作り、雇用のセーフティネット、イノベーションと補完的タスクにある人材養成)に繋げます。射程の広い良書でした2020/08/05

おせきはん

23
日本でイノベーションが停滞する理由を流動性に焦点を当てて分析しています。新しい事業を展開して企業として存続している富士フィルムと、企業自体は倒産したものの従業員がスピンアウトして新しいビジネスを始めたコダックの事例から、日本と米国のイノベーションの違いがよくわかりました。2020/06/12

zoe

21
イノベーションについて平易に記載された本。3つの基本ルール。私有財産制度、科学的合理性、資本コストの低下。破壊後への対応。社会コストの計算。モラルハザードの防止。未熟すぎるサブビジネスへの流動。行き過ぎる流動性の負の面。デュアルユース。国の予算?企業の投資?ポリシーメイキングの難しさ。生き残った長寿企業名で分析し評価をするか、スピンアウト企業も併せて分析し評価するか、評価の難しさ。イノベーションを勉強すれば、或いは管理すれば、イノベーションは生まれるのか?研究者達すら疑問を持ちつつ研究している。2021/11/15

yyrn

20
これまで不明だった事象を解明したいとか、新しいモノを生み出したい、便利にしたいという欲求は人間の本性だが、それが格差を生み出すから厄介だ。先んずれば人を制すということわざ通りの人類史であり経済史であることを丁寧に、かつ破壊を伴う側面もあることを教えてくれる本で、名講義を聴いているような感じ。プロダクトとプロセスの生産性のジレンマとか、日本に多いスピンオフと欧米に多いスピンアウトとか、硬直化する日本企業とか、経済事象を踏まえて、今後、国・企業・個人は如何にイノベーションに向き合っていくべきかを論じている本。2021/10/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14177225
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。