新潮選書<br> 性の進化史―いまヒトの染色体で何が起きているのか

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性の進化史―いまヒトの染色体で何が起きているのか

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038273
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C0345

出版社内容情報

なぜ性は存在するのか?なぜヒトには雌雄同体がないのか?性転換する生物の目的とは?生き残るため驚くほど多様化した性のかたち。男性はいつか、この地球上から消えてしまうのだろうか? 地球に暮らす175万種類近くの生物には、温度などの環境によって雌雄の比率を変える生物もいれば、性のない生き物すらいる。そもそも、なぜ性は存在するのか? なぜヒトには雌雄同体がないのか? 性転換する生物の目的とは? 命を次世代に継いでいくため、驚くほど多様化させてきた生き物たちの「性」の通史。

松田 洋一[マツダ ヨウイチ]
著・文・その他

内容説明

地球に暮らす175万種類近くの生物には、温度などの環境によって雌雄の比率を変える生物もいれば、性のない生き物すらいる。そもそも、なぜ性は存在するのか?なぜヒトには雌雄同体がないのか?性転換する生物の目的とは?命を次世代に継いでいくため、驚くほど多様化させてきた生き物たちの「性」の通史。

目次

第1章 いまヒトのY染色体で何が起きているのか?
第2章 「性」はなぜ存在するのか
第3章 性決定と性染色体
第4章 性染色体と遺伝
第5章 染色体異常
第6章 「性」はどのようにして決まるのか
第7章 性染色体の進化過程
第8章 性染色体の起源とその多様性
第9章 性染色体のミステリー
第10章 進化の大きな分かれ道
第11章 退化し続けるY染色体
第12章 生殖補助医療と人類の未来

著者等紹介

松田洋一[マツダヨウイチ]
1955年、三重県生れ。名古屋大学大学院生命農学研究科教授。名古屋大学大学院農学研究科修了(農学博士)。科学技術庁放射線医学総合研究所、米国ロズウェルパーク癌研究所研究員、名古屋大学助教授、北海道大学理学研究科教授(理学部附属動物染色体研究施設長)を経て、現職。魚類から哺乳類まで広く脊椎動物を対象として、ゲノム・染色体の進化研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

29
ヒトの男性が持つY染色体は劣化し続けており、600万年後になくなる。男性はいなくなるのか?極めてショッキングな発見から始まるストーリーは、性と生殖の関係、さまざまな性決定様式、性転換が起こる可能性、進化の分かれ目などなど、興味をそそられる内容が多く、一気読みでした。難解な内容をわかりやすい語り口で書いてくれており、私のような素人にも十分理解できました。ヒトのデフォルトは女性で、男性のY染色体はもともと弱いことなどを知ると、マッチョを目指す男の遺伝学的な悲哀を感じてしまいました。2018/08/16

TATA

25
高校生の時分に生物の授業で習った減数分裂とか、性にまつわる遺伝子や染色体についてたっぷりと学べる一冊。こういう専門家による理系の本はとても好き。生物学がいかにしてここまでの進歩を経たか等、やはり学問に深く身を捧げた方の意見は素直に頷く箇所多し。特に性別の決定はその生物の遺伝メカニズムにも影響を与えうる。いつかの将来に人類の遺伝スキームも変わるかも。2021/05/13

kenitirokikuti

9
図書館にて。この辺りの自分の知識が中学生物くらいに後退してたので、復習であった。最近の中共が行うウイグル弾圧の狙いのひとつがヒトのES細胞集めだろう、と分かってしまって恐ろしい。中央アジアにはチンギス・ハーンの血統があるしなぁ(孔子の末裔はどうなんだろ)。▲「性」についての理解が深まった。ヒトの体細胞には雌雄がない。雌雄があるのは性腺組織。羊膜について。魚の卵には羊膜がない。羊膜があると、卵を陸に上げても乾燥しない。2021/04/07

文章で飯を食う

9
y染色体の消滅というセンセーショナルな話題をだしに、性染色体を解説した本。久しぶりにおもしろい本にであった。2018/12/26

乱読家 護る会支持!

4
男性だけが持つY染色体は、永い年月で傷つき、遺伝子情報はどんどん少なくなっている。あと500万年後には、男性はいなくなる。 一夫一妻制では、精子間競争という自然淘汰に晒されない事が、人の精子量の急激な減少に繋がっている。 ということは、日本のかつての風習であった「夜這い」は、強い種を選別し、子を育てれる経済的ある男を選ぶという、強い人類を残す仕組みやったようですね。 さて、人類が生き残るためには、乱婚の時代にもどるか、生殖補助技術に頼るか、遺伝子レベルでの治療をするか、、、、 2019/04/16

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