出版社内容情報
『資本論』を三たび翻訳した俊英は、なぜファシズムに走ったのか?民主主義と資本主義が危機に陥る現代にシンクロする「警世の書」。『資本論』を読み抜いた知性が示す、「国家」と「人間」の危うい本質。『資本論』を日本で初めて翻訳した言論人・高畠素之はマルクス主義の欠点に気づき国家社会主義へと走った。それはなぜか。キリスト教を棄て、性悪説を唱えた不世出の知性が現代に突きつける民主主義・資本主義の陥穽と、暴力装置としての国家の本質とは。高畠に強く影響を受けた著者が危機の時代に向けて放つ「警世の書」。
佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他
内容説明
『資本論』を日本で初めて翻訳した言論人・高畠素之はマルクス主義の欠点に気づき国家社会主義へと走った。それはなぜか。キリスト教を棄て、性悪説を唱えた不世出の知性が現代に突きつける民主主義・資本主義の陥穽と、暴力装置としての国家の本質。高畠に強く影響を受けた著者が危機の時代に向けて放つ「警世の書」。
目次
不良神学生
ソ連論
性悪説
貧困
消費
ニヒリズム
支配
階級闘争
プロレタリア独裁
窮乏化論
テロル
社会主義と国家(上)
社会主義と国家(下)
軍隊
法律
消費
選挙
有権者
宗教
変装
出版資本主義
死者と生者
ファシズムの誘惑
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960(昭和35)年生まれ。’85年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館などを経て、’95(平成7)年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。’05年2月執行猶予付き有罪判決を受け、’13年6月、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。’05年『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
Happy Like a Honeybee
ゆうきなかもと
元よしだ
元よしだ