出版社内容情報
なぜ君主制は今でも世界各国で機能しているのか。他国の事例から、日本の天皇制が「国民統合の象徴」であり続けるための条件を探る。「時代遅れ」な制度が今ますます機能している理由とは――? 日本の「象徴天皇制」をはじめ、世界43ヵ国で採用されている君主制。もはや「時代遅れ」とみなされたこともあった「非合理な制度」が、今なぜ見直されているのか? 各国の立憲君主制の歴史から、君主制が民主主義の欠点を補完するメカニズムを解き明かし、日本の天皇制が「国民統合の象徴」であり続けるための条件を問う。
君塚 直隆[キミヅカ ナオタカ]
著・文・その他
内容説明
日本の「象徴天皇制」をはじめ、世界43ヵ国で採用されている君主制。もはや「時代遅れ」とみなされたこともあった「非合理な制度」が、今なぜ見直されているのか?イギリス、北欧、アジアなど各国の立憲君主制の歴史から、君主制が民主主義の欠点を補完するメカニズムを解き明かし、日本の天皇制が「国民統合の象徴」であり続けるための条件を問う。「21世紀の帝室論」!
目次
第1部 立憲君主制はいかに創られたか(立憲君主制とは何か;イギリス立憲君主制の成立;イギリス立憲君主制の定着)
第2部 立憲君主制はいかに生き残ったか(現代のイギリス王室;北欧の王室―最先端をいく君主制;ベネルクスの王室―生前退位の範例として;アジアの君主制のゆくえ)
日本人は象徴天皇制を維持できるか
著者等紹介
君塚直隆[キミズカナオタカ]
1967年東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学国際文化学部教授。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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