新潮選書<br> 「男はつらいよ」を旅する

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新潮選書
「男はつらいよ」を旅する

  • 川本 三郎【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 新潮社(2017/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038082
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0395

出版社内容情報

失われた風景と、失われた日本人と――。「男はつらいよ」全作品をよみ解きながら、寅さんが訪ねた町をいま辿り直して見つけたもの。寅さんが見たものは、もはや決定的に失われた風景、人情、そしてニッポン。「寅さんの負け犬ぶりにいまだに共感する」という著者が、〈美しきもの見し人〉車寅次郎の旅路を追って、「男はつらいよ」全作品を詳細に読み解きながら、北海道知床から沖縄まで辿り歩いた画期的シネマ紀行文。なぜ、あのいつもずっこける放浪者はかくも日本人に愛されるのか? 映画に?動態保存?された「時代」がいま甦る。

川本 三郎[カワモト サブロウ]

内容説明

西行や種田山頭火のように放浪者であり、鴨長明や尾崎放哉や永井荷風のように単独者であった車寅次郎。すぐ恋に落ち、奮闘努力するもズッコケ続きで、高倉健の演じる役とは対照的な男―。なぜ、彼はかくも日本人を惹きつけるのか?リアルタイムで「男はつらいよ」全作品を見続けた著者もまた旅に出て、現代ニッポンのすみずみで見つけたものとは。寅さんの跡を辿って“失われた日本”を描き出すシネマ紀行文。

目次

沖縄のことも何も知らなかった
すべては柴又に始まる
京成金町線を行き来して
寅が福を運んだ網走
奥尻島「渥美清がうちに来るなんて」
寅と吉永小百合が歩いた石川、福井
会津若松から佐渡へ
木曽路の宿場町
瞼の母と出会った京都
岡山の城下町へ
播州の小京都と大阪へ
寅が祈った五島列島
伊根の恋
「さくら」も旅する
「渡世人」の迷い
九州の温泉めぐり
加計呂麻島で暮す寅とリリー

著者等紹介

川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年東京生まれ。文学、映画、漫画、東京、旅などを中心とした評論やエッセイなど幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞・桑原武夫学芸賞)、『白秋望遠』(伊藤整文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

43
渥美清さんが逝去されてからはや20年超。毎週、BSジャパンで映画が放送されているせいか今でも御存命な気がします。寅さんマニアの著者が、全国のロケ地を巡った旅行記は、寅さんシリーズの本質を見事に探り当てています。失われてしまったローカル鉄道やバス、風情ある街並みといった日本の原風景が「動態保存」されている。そして、市井の人々が持つ義理人情もそれぞれのシーンに刻まれています。全48作品に端役で出演していた谷よしのという女優さんの存在は初耳でした。これから観る時にチェックしてみよう。2017/06/25

零水亭

18
①写真・地図がもう少し多ければ…、②木曽街道、長野県の奈良井宿で泉鏡花「眉かくしの霊」の紹介がなかった😢は残念でしたが、それらを補って余りある名著。それぞれのロケ地での映画中の名シーンの紹介だけでなく、ロケ地のお食事、鉄道、ゆかりの文学作品も紹介されていて、読んでいて引き込まれました。 「あとがき」に「男はつらいよ」シリーズの魅力について、著者川本さんの想いがよく伝わってくる部分があるので、以下に引用します。 ↓2024/01/07

mymtskd

10
映画の中で、寅さんの赴く先にはいつも懐かしくそして美しい日本の風景が見える。「男はつらいよ」は旅の映画であるとともに、今はもう見ることができない日本の風景の記録映画でもある。あの風情のある街はどこだったのだろう、あの鄙びたローカル線と木造の駅舎はどこだったのだろうという答えがこの本の中にある。2020/01/02

さとむ

9
独り旅好き、しかも鉄道の旅好き、そして寅さんが好きな僕にとっては何ともうれしい本。寅さんが訪れた土地はどれも魅力的。個人的には愛媛県の大洲がよかったな。今度の旅は五島列島の予定だけど、本書を読んで奄美大島もいいなーと。それにしても山田洋次監督は偉大ですね。2018/10/13

まさにい

9
寅さんの旅に憧れる人は多いと思う。僕もその一人。30年以上前、学生の時に、寅さんを気取って高知までは飛行機で行き、そこから電車(まだ国鉄の時代)に乗って、四万十川中流の土佐大正まで行く。当然泊まった宿は、商人宿。しかし、寅さんのようなドラマはなく、四万十川のほとりを一人歩いているとオニヤンマが悠々と飛んで行ったり、沢蟹が何百と出てきたりという自然との触れ合いが中心であった。つくずく寅さんの旅かできる大人になりたいと思ったものだった。今もこのような旅は出来ないのだろうなぁ。2018/02/01

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