出版社内容情報
ヒトの脳は、狩猟採集時代から進化していない。マンガ、宇宙の果て、火遊び、涙、遺伝子などを通して、人間特有の「偏り」を知る。
いくら科学が進歩しても、脳には限界がある! ヒトはなぜ、宇宙の果てや時間の始まりをイメージできないのか? なぜ涙を流すのか。なぜ火に魅せられるのか。なぜ町中に鳥居を作るのか――。脳は、狩猟時代から進化していない。あの頃の生存と繁殖に必要な能力のままである。だから脳には人間特有のクセが残っているのだ。動物行動学からヒトを見たユニークな論考。
内容説明
脳は、狩猟時代から進化していない。あの頃の生存と繁殖に必要な能力のままである。だから脳には人間特有のクセが残っているのだ。気鋭の動物行動学者が、進化の見地からヒトの思考と行動を解剖したユニークな論考。
目次
1 なぜマンガは文字より分かりやすいのか?
2 ヒトはなぜ、時間の始まりと宇宙の果てをイメージできないのか?
3 火に惹きつけられる人間の心
4 ヒトが他の動物と決定的にちがう点
5 ヒトはなぜ涙を流すのか
6 ヒトは悲しみを乗り越えて前に進む動物である
7 遺伝子はヒトを操るパラサイト
8 今も残る狩猟採集時代の反応
著者等紹介
小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958(昭和33)年、岡山県生まれ。岡山大学卒、理学博士(京都大学)。鳥取環境大学環境学部副学部長・環境マネジメント学科長・教授。同・ヤギ部顧問。ヒトを含むさまざまな動物について、動物行動学の視点で研究してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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