出版社内容情報
西欧の保守思想から制度的エッセンスを取り出し、民主主義の暴走を防ぐ仕組みを洞察する。“真正保守”論争とは一線を画す入門書。
保守は何を守るのか? “真正保守”とは一線を画す入門書。日本の“真正保守”は、なぜやたらと社会を“革新”したがるのか? 保守とネット右翼・愛国主義はどこが違うのか? ヒューム、バーク、トクヴィル、バジョット、シュミット、ハイエク…… 西欧の保守思想の源流から、本来の保守が持つ制度的エッセンスを取り出し、民主主義の暴走から社会を守るための仕組みを洞察する。
内容説明
保守は何を守ろうとしてきたのか―?ヒューム、バーク、トクヴィル、バジョット、シュミット、ハイエク…慣習的に形成された法・政治・経済の重要性を説いた6人の思想家のテキストから、本来の保守主義が持つ制度的エッセンスを読み取り、民主主義の暴走から社会を守るための仕組みを洞察する。西欧思想の源流から保守主義を学び直せる、格好の入門書。
目次
第1章 ヒューム―慣習から生まれる正義
第2章 バーク―相続と偏見による安定
第3章 トクヴィル―民主主義の抑制装置
第4章 バジョット―無駄な制度の効用
第5章 シュミット―「法」と「独裁」
第6章 ハイエク―自生的秩序の思想
終章 日本は何を保守するのか
著者等紹介
仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島生まれ。金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史。東京大学教養学部理科1類を経て、東京大学教育学部に進学。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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