出版社内容情報
文明の「進歩」が必然ならば、人に充足は訪れないのか? 「科学技術」と「人間」のあるべき関係を気鋭のサイエンティストが探る。
「進歩」がエンドレスならば、私たちが満たされる日は永久に訪れないのか? 科学技術は日々進歩している。消費社会もまた、新しい「技術」や「便利」を生み出し続けなければならない運命にある。「進歩」には益もあれば害もあることを知っていても、我々はそのゲームから降りることはできない。「便利」と「幸福」の間の、ほどよい着地点はどのあたりにあるのか――気鋭のサイエンティストがさぐる。
内容説明
科学技術は日々進歩している。消費社会もまた、新しい「便利」を生み出し続けなければならない運命にある。「進歩」には益もあれば害もあることを我々は知つているのだが、そのゲームから降りることはできない。「便利」と「幸福」の間の、ほどよい着地点はどこにあるのか?「科学技術」と「人間」のあるべき関係を気鋭のサイエンティストがさぐる。
目次
第1章 欲望と、技術の進歩
第2章 三月一一日の刻印
第3章 原子力ムラへ架かる橋
第4章 「便利」は共同体を崩壊させるのでしょうか?
第5章 何もなくて豊かな島の理由
第6章 不快なものの必要性
第7章 既得権益と透明性
第8章 パッケージ化した科学技術の外側
著者等紹介
佐倉統[サクラオサム]
1960年東京生れ。東京大学大学院情報学環教授。京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。もともとの専門は進化生態学・霊長類学だが、最近は生物学史や科学技術社会論に研究の焦点をうつし、とくに3・11以降は放射能汚染をめぐる科学技術と社会の関係について積極的に発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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