出版社内容情報
二〇三高地でも日本海海戦でもなく、外債金融市場にこそ本当の戦場はあった! 戦費調達に奔走した男達のもう一つの「坂の上の雲」。
二〇三高地でも日本海海戦でもなく、「国際金融市場」にこそ本当の戦場はあった!「戦費調達」の絶対使命を帯び欧米に向かった高橋是清と深井英五。彼らを待ち受けたのは、急速に進化した20世紀初頭の金融マーケットであった。未だ二流の日本国債発行を二人はいかに可能にしたのか? 当時の市場の動きを辿ることで外債募集譚を詳細に再現し、全く新たな日露戦争像を示す――これはもう一つの「坂の上の雲」だ!
内容説明
「戦費調達」の絶対使命を帯び欧米に向かった高橋是清と深井英五。彼らを待ち受けていたのは、金本位制を元に為替レースを安定させ急速に進化した20世紀初頭の国際金融市場であった。未だ二流の日本国債発行を二人はいかに可能にしたのか?当時の証券価格の動きをたどることで外債募集譚を詳細に再現し、全く新たな日露戦争像を示す―金融版「坂の上の雲」。
目次
第1章 高橋是清と深井英五
第2章 二〇世紀初頭の金融環境
第3章 日露開戦
第4章 高橋の手帳から見る外債募集談
第5章 戦況と証券価格
第6章 戦後と南満洲鉄道
エピローグ 日露戦争のその後
著者等紹介
板谷敏彦[イタヤトシヒコ]
1955年、西宮市生まれ。関西学院大学経済学部卒業。石川島播磨重工業を経て証券業界へ。日興証券にてNYに6年間駐在。その後、ドレスナー・クラインオート・ワッサースタイン等でマネージング・ディレクター、みずほ証券で株式本部営業統括に就く。2006年、投資顧問会社のルート・アセット・マネジメント株式会社を設立、同社代表取締役に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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