新潮選書<br> 子規は何を葬ったのか―空白の俳句史百年

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新潮選書
子規は何を葬ったのか―空白の俳句史百年

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106036859
  • NDC分類 911.302
  • Cコード C0392

出版社内容情報

「月並で見るに堪えず」と子規が切り捨てた江戸後期から幕末・明治の俳句。だが意外にも名句秀句の数々が! 子規の功罪を問い、俳句文芸の豊穣を再発見する。

内容説明

子規に「卑俗陳腐」と一刀両断された江戸後期から幕末・明治の俳句。だが意外にもそこには「名句好句」の数々が!松山藩家老奥平弾正、最後に幕臣中島三郎助、土方歳三、漂白の俳人井上井月、さらには無名俳人や女性たちの秀句…。芭蕉・蕪村・一茶の「ビッグ3」から近代俳句の父・子規へ、滔々と流れる俳句史から「消された百年間」を鮮やかに蘇らせる。

目次

未知の空間に出会うまで
子規の言う「卑俗陳腐」とは
「近代俳句のあけぼの」
幕末伊予俳壇の二巨星
五稜郭決戦前の句会
政治にもまれて
美文調の敗北
老鼠堂永機vs正岡子規
宗匠の怪我の功名
井上井月という俳人
井月の句、普通の人の句
俳句維新へ、子規の戦い
主流はいずこに

著者等紹介

今泉恂之介[イマイズミジュンノスケ]
1937年東京生まれ。上智大学文学部独文科卒業後、日本経済新聞社に入社。運動部次長、社会部編集委員を経て、論説委員として朝刊コラム「春秋」を担当。その後、中国河南省鄭州大学客員教授、流通経済大学教授を務め、2007年、全国初となる俳句振興のNPO法人「双牛舎」を立ち上げ代表理事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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