新潮選書
なぜ北朝鮮は孤立するのか―金正日(キムジョンイル)破局へ向かう「先軍体制」

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106036644
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0331

出版社内容情報

「先軍体制」の名の下、何百万の民衆が飢え死にしようとも、なぜ軍需増強を突き進むのか・・・・・北朝鮮に最も詳しいジャーナリストが描く、閉ざされた国家の深層。

内容説明

「先軍体制」の名の下、たとえどんなに国際的に孤立しようとも、そして何百万の民衆が飢え死にしようとも、ただひたすら軍備の増強に突き進む、「偉大なる領導」金正日。一体なぜ彼はそのような体制を取るに至ったのか、どのような仕組みで権力維持を図ってきたのか、そして彼“亡き後”この国はどうなるのか…。今、北朝鮮に最も詳しいジャーナリストが描く閉ざされた国家の深層。

目次

金正日体制は世襲か
国防委員長への道
父子の路線対立と金日成死去
「苦難の行軍」と金正日体制
「先軍」への道
「強盛大国」と金総書記の統治スタイル
金正日総書記の改革路線
健康悪化、そしてミサイル、核
「先軍体制」へ
後継体制への道
デノミ政策の失敗
哨戒艦沈没と張成沢の台頭
岐路に立つ北朝鮮

著者等紹介

平井久志[ヒライヒサシ]
1952年、香川県生まれ。1975年、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員などを経て、現在、編集委員兼論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中島直人

3
北朝鮮の政治的な面からみた歴史変遷というべきか。金日正から金正日への権力移譲を巡る激烈な闘争が、経済政策の放置⇨経済崩壊を招く結果となる過程がよく分かる。北朝鮮に対し持っていたイメージとしては、金日正が圧倒的な存在で、金正日はその政策、権力を譲り受けただけと考えていたが、実は金正日の政策が圧倒的な影響度をもたらしていたことを知り驚く。但し、政治的な分析がメインで、経済的な切り口での分析はかなり少ない。2013/05/06

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