出版社内容情報
「先軍体制」の名の下、何百万の民衆が飢え死にしようとも、なぜ軍需増強を突き進むのか・・・・・北朝鮮に最も詳しいジャーナリストが描く、閉ざされた国家の深層。
内容説明
「先軍体制」の名の下、たとえどんなに国際的に孤立しようとも、そして何百万の民衆が飢え死にしようとも、ただひたすら軍備の増強に突き進む、「偉大なる領導」金正日。一体なぜ彼はそのような体制を取るに至ったのか、どのような仕組みで権力維持を図ってきたのか、そして彼“亡き後”この国はどうなるのか…。今、北朝鮮に最も詳しいジャーナリストが描く閉ざされた国家の深層。
目次
金正日体制は世襲か
国防委員長への道
父子の路線対立と金日成死去
「苦難の行軍」と金正日体制
「先軍」への道
「強盛大国」と金総書記の統治スタイル
金正日総書記の改革路線
健康悪化、そしてミサイル、核
「先軍体制」へ
後継体制への道
デノミ政策の失敗
哨戒艦沈没と張成沢の台頭
岐路に立つ北朝鮮
著者等紹介
平井久志[ヒライヒサシ]
1952年、香川県生まれ。1975年、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員などを経て、現在、編集委員兼論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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