新潮選書
野の鳥は野に―評伝・中西悟堂

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106035890
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0323

内容説明

明治28年に金沢市に生まれ、10代で仏門に入り、30代で3年間の木食菜食生活を経験。「野鳥」という言葉を広め、「探鳥会」を初めて行ない、ヒートアイランド対策のための屋上樹林を考え出した。カスミ網の禁止、空気銃の追放などに尽力し、鳥獣保護法の基礎もつくった。文明大国へとひた走る日本に対し、戦前から自然保護を訴えた孤高のエコロジストの一生。

目次

七十三年目の富士・須走
文明のアフターケア
野の鳥は野に
夜が勝手に明けたんだ
益鳥を焼鳥にするな
日本初「自然を返せ」のデモ
開発しないことが開発になる
悟堂を支えた人たち
日本初のサンクチュアリ
ここならば良い『日本野鳥の会』会長を辞任
人類にして鳥類

著者等紹介

小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968年、長野県生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の92年に『毒蛇』(文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞受賞。99年に『朱鷺の遺言』(中央公論新社)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を同賞史上最年少で受賞(当時)。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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