出版社内容情報
「反米」を叫ぶだけの時代は終わった。「非米」=「もうひとつの世界」は可能か!?
国際社会で孤立するアメリカをよそに、「多文化主義」「非覇権」を是とした「もうひとつの世界」の模索が胎動している。チェコやヨルダンを中心とした非覇権ネットワークから、メキシコやフランスにおけるグローバリゼーションへの抵抗まで、世界の新潮流を追いかけ、アメリカ中心の覇権主義というイデオロギーを批判的に検証する。
■著者紹介
堀武昭 (ほり・たけあき)
1940年横浜市生まれ。慶応大学大学院博士課程修了。専攻は経済人類学、国際関係論。1966年日本貿易振興会に入会、主にオーストラリアや南太平洋諸国で活躍する。1997年には、チェコのハヴェル前大統領が主宰する「フォーラム2000」財団理事、2002年には、日本人初の国際ペンクラブ理事に就任。著書に『反面教師アメリカ』『東欧の解体 中欧の再生』(新潮選書)、『世界マグロ摩擦!』(新潮文庫)、『南太平洋の日々』(NHKブックス)など。
内容説明
国際社会で孤立するアメリカをよそに、「多文化主義」「非覇権」を是とした「もうひとつの世界」の模索が胎動しつつある。チェコやヨルダンを中心としたネットワークから、メキシコやフランスにおけるグローバリゼーションへの抵抗まで、世界の新潮流を追い、米国中心の「覇権主義というイデオロギー」を批判的に検証する。日本では決して報じられない「非米」レポート。
目次
1アメリカの覇権主義―畜生には畜生に応じた懲らしめが必要なのです
2 アメリカとイスラエル
3 歴史は証言する―ハワイ併合にみるアメリカの覇権主義
4 「非覇権」という選択―アラブの煩悶とその主張
5 「非覇権主義」のマニフェスト―国家、領土、戦争を超越して
6 欧州の「非覇権主義」―チェコにみる外交の真髄
7 メキシコの「非覇権主義」―サパティスタ国民解放軍と情報戦争
8 ロンドンの反戦デモで絶望する
9 南太平洋のグローバリゼーション―身体性、地域性、時間
10 「非覇権主義」とアンチ・グローバリゼーション
著者等紹介
堀武昭[ホリタケアキ]
1940年横浜市生まれ。慶応大学大学院博士課程修了。専攻は経済人類学、国際関係論、66年日本貿易振興会に入会、主にオーストラリアや南太平洋諸国で活躍する。97年には、チェコのハヴェル前大統領が主宰する「フォーラム2000」財団理事、2002年には、日本人初の国際ペンクラブ理事に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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