出版社内容情報
紋章、ぬいぐるみ、ナイフ、コーヒーとビール、鏡、車、飛行船――。ドイツ人が好む物から、その精神性を読み解き、理詰めの完璧主義とキリスト教流入以前のゲルマンの伝統が混ざり合う生活文化を知る。
内容説明
なぜアウトバーンには直線が少ないのか?くるみ割り人形はどうしてイカツイ顔をしているのか?「幸福なブタ」とはなにか?紋章、指輪、鍵、マイセン磁器、ぬいぐるみ、ナイフ、風車、車、飛行船など、ドイツ人がこだわる物や製品に込められた精神性を読み解き、理詰めの完璧主義とキリスト教流入以前の民族的伝統が混在する生活文化を明らかにする。
目次
第1章 シンボルから見たドイツ
第2章 王侯のマニアックな蒐集物たち
第3章 モノづくりと民衆のこころ
第4章 郷土の伝統が生みだしたモノ
第5章 モノから見たグリム童話と伝説の世界
第6章 ドイツ最強・モノ語り
著者等紹介
浜本隆志[ハマモトタカシ]
関西大学文学部教授。1944年香川県生まれ。博士(文学)、専攻はドイツ文化論、比較文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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χ
2
おとぎ話についての考察が面白かった。白雪姫、いばら姫、シンデレラで唐突な展開があるが、性的なモノを削除したことで不自然になった。他の話でもそういう痕跡はあるのでは。ハーメルンの笛吹きの話では服装からの芸人差別への復讐、地形からの事故という推測はうがった見方だ。こういう話はエキサイティングでもっと聴きたくなる2018/10/12
Narr
2
切り口が面白い。童話の部分もシンデレラの「靴」や白雪姫の「鏡」やハーメルンの笛吹きの「笛」などにフォーカスする。紋章や鍵についての欧州的認識も日本人には目から鱗かと。2011/07/08
takao
1
ふむ2026/04/13
どぅまち
1
歴史を知るには人物や地誌だけでは足りない。日常にあふれる様々なモノもあわせて読み解くことでより深みにいたることができる。たとえばドイツの豊かな森と熊が結びつき、市の紋章やテディベアとなり、あるいは森は城壁で囲われた都市から見ると異界そのものであり、様々な童話の舞台にもなったことがわかる。あらゆるものが複雑に絡み合うことで織り成す、歴史の重層性に迫れる2014/12/07
ろーじゃ
1
指輪や鍵からV2ロケットまで、「モノ」からドイツやヨーロッパ的な考えを汲み取る面白いコンセプトの本。 個人的にグリム童話の項目が目から鱗でした。ドイツにとって当たり前の習慣でも、遠く離れた国から見たら、何を意味しているのか理解に手間取る事が多いので、童話好きの私には特に参考になりました。2012/09/13




