内容説明
偉い文学者の小難しい格言集ではありません。文豪も人の子、日々の悩みは我々と同じでした。老いるということ、孤独の効用、借りる技術などなど。ゲーテの言葉を題材に、今の日本で彼の考え方がどう生きるか、どんな時に役立つかを、身近な例で分かりやすく解説。辛い局面も、考え方一つで劇的に変わります。幸せになるためのちょっとしたコツ、教えます。
目次
第1章 生きた、愛した、悩んだ
第2章 人は努力するかぎり救われる
第3章 他人の長所だけを考えよ
第4章 この世界を動かしているものは何か
第5章 バラとリンゴ
第6章 仕事のなかに自分がある
著者等紹介
木原武一[キハラブイチ]
文筆家。1941年東京生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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岡本正行
28
ゲーテの解説みたいな本。結構、面白かった。東大の教授が著者、ゲーテの諸説や詩をもとに、自分の考えを本にした感じ、それはそれで素晴らしい内容、生きた証とでもいうか、この人の著作をもっと読んでみたいと思う。私自身、仕事をハッピーリタイアで終え、嘱託やアルバイトでその後を過ごしたけれども、仕事は結局、収入、糧を得るためのものだった。ストレスや時間つぶし、なんのために生きるのかも自覚しないまま、死にたくない、自分と家族のために働くってことで、自分をごまかした、それも必要。リタイア後、まったりして、もう70歳だ。2023/05/09
ほじゅどー
10
★★★★世界を一変させるもの:一人の人間を本当に心の底から愛しさえすれば、他のすべての人までみんな愛らしく思えてくるものだ。恋する者の幸福。恋がなければこの世は闇。プラトニックラブこそ真実の愛。永遠の女性、我らを高く引きゆく。2017/08/12
An.
1
ゲーテの言葉に対する解りやすい解説と身近な例が一日一日のメッセージとして心に響く。2016/02/11
sawako
1
Many words made a deep impression on me I had gooseaumps.My heart fluttered in love which Goethe wrote some poetic sentiment.2013/12/08
nizimasu
0
今や「言葉」といえば、ニーチェのイメージだが、ゲーテもまた数々の名言至言を残している。ここに書いていることに自分を照らし合わせれば、人生が豊かになるに違いない2011/11/19
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