出版社内容情報
中国文明が凝縮された、驚異の器を味わうためのガイドブック! 三千年ほど前の中国で、祖先をまつる儀式用の特別な器としてつくられた青銅器の数々。その形は時代を超える愛らしさとシャープさを兼ね備え、文様では謎の怪獣・饕餮(ルビ:とうてつ)がにらみをきかす。鋳込まれた金文は漢字の祖先にして、天命のゆくえも記されている。見るほどに仰天し、知るほどに面白い、無辺の青銅器世界へのいざない。
内容説明
今から三千年ほど前、祖先をまつる儀式のための特別な器としてつくられた青銅器には、中国のすべてがつまっている。精緻きわまる造形、それを可能にする驚異の神技、愛らしい動物の姿を借りるかと思えば、謎の怪獣「饕餮」が、あちらこちらで睨みをきかす。「天命」を受けた者こそが天下を統治すべしと示す銘文は、かの国の政治思想の原型に他ならない。見るほどに仰天し、知るほどに面白い―無辺の中国青銅器世界に分け入るためのガイドブック。
目次
ここを見て!名品ハイライト
Introduction 青銅器ワールドへようこそ
1 形も用途もいろいろ器種カタログ
ミミズクから神獣まで器になった動物たち
2 表面を埋めつくす文様ラビリンス
3 鋳込まれた歴史 金文を読む
4 遙かなる古代への憧れ 青銅器はどう鑑賞されてきたか
著者等紹介
山本尭[ヤマモトタカシ]
公益財団法人泉屋博古館学芸員。1988年、大阪府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。専門は中国考古学、先秦史、中国金工史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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