とんぼの本<br> つげ義春 名作原画とフランス紀行

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とんぼの本
つげ義春 名作原画とフランス紀行

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  • サイズ A5変判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106023026
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0379

出版社内容情報

マンガを「芸術」にした人、82歳にして奇跡の初海外。いま、世界がようやく「つげ義春」を発見しつつある。その象徴が、作家本人も出席した、アングレーム国際漫画祭での授賞式に他ならない。事前には関係者さえ半信半疑だった現地入りの全旅程に密着。さらに「李さん一家」「もっきり屋の少女」など、7篇の原画を初めて全頁掲載。あらたなる「つげ義春」体験を、この一冊で。

内容説明

いま、世界がようやく、「つげ義春」を発見しつつある。その象徴が、2020年のアングレーム国際漫画祭での顕彰であり、人前に出ることを嫌う作家に、初の海外渡航をうながしもした。事前には、関係者でさえ半信半疑だった奇跡のフランス行きを、旅立ちから帰国まで、完全密着リポートでお届けする。さらに、「李さん一家」「海辺の叙景」「もっきり屋の少女」など、「ガロ」に発表した珠玉の7篇の原画を、初めて全頁まるごと掲載。筆触やベタ塗り、修正の跡といった“生”の質感を堪能されたい。あらたなる「つげ義春」の発見を、この一冊で―。

目次

つげ義春、フランスを行く(仏誌「ZOOM JAPON」インタヴュー「目立ちたくないんです」;パリ、アングレーム同行記(浅川満寛)
フランスでの原画展と父の作品について(つげ正助)
つげ義春、帰国後に語る)
原画で読む七つの名作(沼;ほんやら洞のべんさん;長八の宿;もっきり屋の少女;李さん一家 ほか)

著者等紹介

つげ義春[ツゲヨシハル]
マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。60年代後半から70年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。87年以降、新作は発表していないが、2020年にアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞するなど、その作品群は海外でも評価が高い。『つげ義春 夢と旅の世界』ほか一連の作品により、2017年度日本漫画家協会賞大賞を受賞。2022年、日本芸術院に新設されたマンガ部門で同院会員となる

つげ正助[ツゲショウスケ]
1975年、東京都生まれ。つげ義春・藤原マキ夫妻の一人息子。2020年にアングレームで開催された原画展「つげ義春 いて、いない」のために尽力するなど、近年は父のマネージャー的役割をつとめる

浅川満寛[アサカワミツヒロ]
1965年、神奈川県生まれ。1992年より「月刊漫画ガロ」「まんだらけ」「アックス」の編集者として、つげ義春・辰巳ヨシヒロ・平田弘史らを担当。現在はインドのマンガ誌「V´ERIT´E」のエディトリアル・アドバイザーを務め、海外に劇画を広める活動も行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

239
つげ義春さんが何者か知らなくて。表紙を見て、美術評論家がフランスに行って絵画を見て回るのかと。でも、漫画本でした。それも、幻の漫画家ですね。アングレーム国際漫画祭授賞式と原画展のために81才で初海外。めんどくさがる感じがとても面白い。そんな人物を再評価するフランス人の目の付け所が素晴らしい。そして、漫画雑誌ガロに掲載せれていた7篇の原画。味わい深い作品ばかりです。うち1作で描かれる、西伊豆松崎温泉の長八の宿山光荘に訪れたくなりました。2022/08/16

アキ

101
名前は知っていたが、本書にて初めてつげ氏の漫画を読んだ。「月刊漫画ガロ」に1965-1970年に掲載された作品より7作品。「沼」「ほんやら洞のべんさん」「長八の宿」「もっきり屋の少女」「李さん一家」「やなぎ屋主人」「海辺の叙景」どれも情景と心情が印象に残る話。特に沼・海辺の叙景が良かった。出不精の本人を息子がなんとかなだめすかして、アングレーム国際漫画祭での顕彰に初めての海外旅行を果たした。現地でも「家に帰りたい」と言うご本人も、自身の作品の前に来ると饒舌に語り始めた。とぼけた本人の写真も味があっていい。2022/10/08

keroppi

78
2020年アングレーム国際漫画祭に出席するため初めて海外渡航をしたつげ義春。ショルダーバッグ一個で旅立ち、着の身着のまま。食べる物もあまり受け付けず元気がないが、自分の原画の前では熱く語る。やはりつげ義春である。パリに佇むつげ義春は絵になっている。合わせて7作品が原画で掲載されている。原画から滲み出てくる余韻。この本を読んでいたら旅に出たくなってきた。2022/10/04

gtn

28
父が老後を送れるよう、息子正助氏の奮闘によりフランスで開催された原画展と併せて編まれた原画集。つげ作品に改めて触れ、他の作家とは一線を画することを再認識。原画ならではの趣もある。つげ氏が、まだ存命であることを嬉しく思う。2022/09/10

リッツ

27
面白かったぁ!子供の頃から親しんできたつげ義春さんだけど改めてわくわくしてしまった。フランスで開かれる国際漫画祭に招かれ82歳で初の海外、いやだ行きたくないと寸前まで言って息子さんや周りを慌てさせ、着いてからもハラハラさせ通し。インタビューも含めて(悪いけど)楽しんでしまった。着替えも持たずに来たというけれど色合いもスタイルもパリに溶け込んでるし漫画でお馴染みの息子さんの姿も見られて凄いお得感、に加えてもう何度も読んだ漫画の原画に改めて胸が踊ったのでした。2024/05/05

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