出版社内容情報
ルネサンス文化の繁栄を支えたのは、“職人”としての絵師だった! 舞台は15世紀半ばのイタリア。当時、まだ「職人(アルティジャーニ)」という立場で腕をふるっていた画家たち―――ボッティチェリ、レオナルド、アントネッロらの青春時代から老境までを美麗に活写する。フィレンツェのアカデミア美術学院で学んだヤマザキマリが、その体験を十二分に活かして描く初の本格オールカラー漫画!
内容説明
15世紀半ばのイタリアで花開いたルネサンス文化―。その繁栄を支えたのは当時まだ「職人」(アルティジャーニ)という立場で絵筆をふるっていた才気溢れる絵師たち。メディチ家の庇護のもと、華やかでセンセーショナルな神話画を描いたボッティチェリ、君主たちに望まれながらも、なかなか作品を完成させられないレオナルド・ダ・ヴィンチ、北方絵画の油彩技法をイタリア絵画に融合させたアントネッロ・ダ・メッシーナ、ヴェネツィア派をさらなる高みへと引き上げたジョヴァンニ・ベッリーニを中心に、切磋琢磨する同時代の画家たちの青春時代から老境までを活写する。フィレンツェのアカデミア美術学院で学んだヤマザキマリがその体験を十二分に活かして描く、初の本格オールカラー漫画。
目次
1 フィレンツェ篇(売れっ子画家ボッティチェリ;若き天才レオナルド ほか)
2 ナポリ篇(メッシーナから来た少年;コラントニオ師匠のもとで ほか)
3 ヴェネツィア篇(低迷するヴェネツィア絵画;ベッリーニの苦悩 ほか)
エピローグ(レオナルドの懊悩;フィリッピーノが見たもの ほか)
特別対談 ヤマザキマリ×池上英洋―画家たちが“職人”だった時代
著者等紹介
ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
1967年、東京都生まれ。漫画家、文筆家、東京造形大学客員教授。84年に渡伊、フィレンツェ・国立アカデミア美術学院で美術史、油絵を専攻。2015年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章。著書に『テルマエ・ロマエ』(2010年、第3回マンガ大賞・第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞)、『ヴィオラ母さん』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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