出版社内容情報
アングラからシェイクスピアまで、32の代表作とともに「世界のニナガワ」の軌跡を一挙に振り返る。村上春樹、宮沢りえ等も登場。
80歳、頂点に挑みつづける「世界のニナガワ」の全貌。アングラからシェイクスピアまで、三島・寺山からギリシャ悲劇まで―― 32の代表作を軸に「世界のニナガワ」の軌跡を一挙に振り返る。村上春樹、カズオ・イシグロの寄稿、石橋蓮司、平幹二朗、宮沢りえ、藤原竜也らのインタビュー、蜷川実花との対談等も収載するコンプリートガイド。のべ300近くにおよぶ全演出作品年譜付。
内容説明
時代をともに駆け抜けてきた清水邦夫や唐十郎、大劇場へ打って出たシェイクスピア、海外進出の契機となったギリシャ悲劇、そして高齢者劇団と若手育成プロジェクトの創設…。その演出作品はのべ300近く。日本のみならず世界の演劇界を牽引する演出家・蜷川幸雄の広大な創作世界を、主要作品を軸に一挙に振り返る。また「蜷川幸雄をめぐる人々」では石橋蓮司、平幹二朗らへのインタビューをはじめ、劇作家やスタッフ、俳優など総勢約150名を紹介する。さらに、村上春樹による寄稿、写真家で長女の蜷川実花との対談なども収載、文学から美術まで幅広い分野の才能と共鳴する「世界のニナガワ」の全貌がこの一冊に。巻末には全演出年譜も付す。
目次
書斎をたずねる ニナガワ脳内解剖
父娘対談 蜷川幸雄×蜷川実花 世代を受け継ぐということ
村上春樹 リカヴィトスからロンドンまで
ふたりの盟友 清水邦夫と唐十郎
シェイクスピアとの出会い
ギリシャ悲劇
同時代を生きる 日本の作家たち
海外の戯曲
さいたまの冒険 ゴールドとネクスト
蜷川幸雄をめぐる人々
特別対談 蜷川幸雄×山口晃―西洋文化と向き合う僕たちの共通点
藤田貴大 彼の眼差しと、未来
著者等紹介
蜷川幸雄[ニナガワユキオ]
演出家。1935年、埼玉県川口市生まれ。開成高校卒業後、55年、俳優として劇団青俳に入団。68年、劇団現代人劇場を結成。69年、『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。72年、演劇集団「櫻社」を結成。74年、同劇団を解散、『ロミオとジュリエット』で大劇場での演出を手掛ける。83年、『王女メディア』のギリシャ公演の成功を機に、世界進出。以後ほぼ毎年海外公演を行う。88年、『テンペスト』『NINAGAWAマクベス』で第38回芸術選奨文部大臣賞ほか多数受賞。2010年、文化勲章受章
山口宏子[ヤマグチヒロコ]
演劇記者。1960年、群馬県桐生市生まれ。お茶の水女子大学理学部化学科卒業後、83年、朝日新聞社に入社。80年代の終わりから、演劇の取材と劇評の執筆を担当。2003~04年、早稲田大学演劇博物館客員研究員。09~10年、NHK‐BS2(現・BSプレミアム)の「ミッドナイトステージ館 演劇はいま」の司会を担当した。編集委員などを経て、現在は朝日新聞論説委員(文化担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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