とんぼの本<br> 三島由紀夫の愛した美術

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とんぼの本
三島由紀夫の愛した美術

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106022111
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

欧米紀行『アポロの杯』ほか数々のエッセー・評論で言及された絢爛たる美術作品の数々を一挙収録!ヴィジュアルで味わう三島の美学。

目次

第1部 三島とめぐる欧州美術の旅
第2部 三島と読み解く西洋美術史

著者等紹介

宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授、美術史家。著書に、『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞・地中海学会ヘレンド賞受賞)など多数

井上隆史[イノウエタカシ]
1963年横浜市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程中退。現在、白百合女子大学教授、山中湖文学の森三島由紀夫文学館研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

312
言語芸術においては、つとに定評のある三島だが、こと視覚芸術においてはどうだろうか。まずは馬込にある三島邸。ヴィクトリア王朝風コロニアル様式の白亜の建物。室内はロココ調だ。そして、ビビエーナの「空想庭園」を範とするかのようなイタリア式庭園。次いでは三島自身がモデルをつとめた『薔薇刑』。限りなくナルシスティックで、美意識はバロック趣味の権化。そういえば彼は歌舞伎も好きだった。彼が愛した絵は『仮面の告白』でも語られる「聖セバスティアン」。三島がイメージするのはマンテーニャだろうか(3点あるがいずれもゴツい)。2016/09/11

安南

43
今まで手に取るのを躊躇ってきた本。三島の偏愛する美術作品はいかにも三島好みという風で面白みに欠け、エッセイなどで読む美術評も魅力を感じなかったので。おそらく私は三島とは美術的なものでは趣味が合わないのだ。服のセンスとかね。楯の会の制服、なんでこの緑?と思ってしまうし。三島の偏愛する美術、それは結局三島の〈好きな物語〉が描かれたもの。「文学と決別した印象派以後の純粋絵画を文学者としては語ることを潔しとせず」なるほど。その審美眼ゆえの結果が、書割になるのも恐れず物語性を最重要視して設計されたあの家なのか。2015/11/24

20
三島由紀夫がエッセイ・批評等で言及していた美術作品をテキストと合わせて鑑賞できる本。三島の文章と美術作品を合わせて取り上げ、次に監修者である美術史家のお二人がそれについて対談形式で解説を加えるという構成。丁寧に作ってある上にオールカラーで図版もたっぷりあり、とても良い本。登場するテキストは新潮社『アポロの杯』に含まれているものが多いので、そちらもぜひ。興味深かったのは「三島由紀夫は絵を描くのがわりと好きだった」という話。創作ノートの一部に描かれたものが掲載されていたが結構上手で、とても驚いた。2015/08/16

新平

8
『仮面の告白』には脚色があるにせよ、三島といえば聖セバスチャヌスの殉教である。幼少のころウルトラ五兄弟の磔刑シーンにリビドーを感じた人も少なくはないと思うが、 陶器のようななめらかな曲線に魅せられるというのはわからないでもない。 あと、ハドリアヌスに愛されたアンティノウス(北公次みたいな人なのかな)の像が彼のお気に入りだと言う。この2つのモチーフに共通しているのは、童顔とややふくよかな体幹。トレーニング不足を体脂肪の少なさでごまかす●イザップ系ではなく、若いころの貴花田みたいな肉体が三島は好きなようだ。ヴ2016/09/19

なおこっか

7
三島のいう『美』がよくわからないので、具象から見てみたらどうだろう、と思った。が、好きな美術も、所詮は断片的なもののような気がするな。聖セバスティアヌスがめっちゃ好き、ということはわかった。『アポロの杯』は読んでみてもいい気がする。2020/12/04

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