内容説明
『西国巡礼』『かくれ里』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』…数々の名作随筆に綴られた紀行文を道標に祖母・正子の足跡を辿り、彼女が説いた日本人の信仰の本質を、いま、改めて問い直す。
目次
第1章 自然への想い
第2章 神像
第3章 旅の始まり『西国巡礼』
第4章 神と仏の仲立ち 修験の行者
第5章 十一面観音巡礼
第6章 かくれ里
第7章 風景から見えるもの
第8章 両性具有の美
第9章 地主神と仏教の二大聖地
著者等紹介
白洲信哉[シラスシンヤ]
1965年東京都生まれ。細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザインのほか、さまざまな文化イベントをプロデュースする。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
5
白洲正子さんの孫である白洲信哉氏が、祖母の書き記した言葉を基として、祖母が歩いた場所を、祖母との回想を交えつつ改めて辿っていく。仏像などには詳しくないので、文章だけではイメージが湧かなかっただろうが、写真が多くて理解を助けてくれる。白洲正子さんは、素朴で精神の古層に連なるものを重んじていたことが良く分かる。著者の信哉氏の母方の祖父は小林秀雄とのこと。白洲次郎・正子、小林秀雄を祖父母に持つとは凄い血筋だ。2019/11/23
一彩
1
阿修羅像が少年のよう2025/01/31
takao
1
拝む?2017/01/29
とくべい
0
正子の孫、白洲信哉氏が、祖母の正子が「かくれ里」や「十一面観音巡礼」などの代表作に描かれた場所を再訪して、正子の人生や芸術観、鑑識眼を浮かび上がらせようとした。 カラーの仏像や古寺、風景の写真が充実しており、楽しい。2013/12/18
timeturner
0
天野山金剛寺の日月山水図屏風が見たい。2011/12/03
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