内容説明
中国美術の凄さを実感するため、その面白さを堪能するためには、台北の国立故宮博物院に行くしかない!中国文明8000年の結晶、その収蔵品は古代の青銅器から、玉器、書画、陶磁、工芸品に文房具、古典籍など、実に65万点以上にのぼる。だが、真に驚くべきは、その数よりも、ひとつひとつの作品が体現する美の高み、それはまさに人類がたどりついたひとつの頂点。初心者には分かりやすく、リピーターにはより深く、名作を極めるための一書。
目次
第1章 台北故宮博物院の凄さ(中国絵画の絶頂・北宋絵画を楽しむために;書の神髄を味わうために―書聖から北宋三大家まで ほか)
第2章 出会えたら幸せベスト30(器物篇―毛公鼎から超絶工芸まで;書画篇―南宋から清まで、宮廷と文人)
第3章 故宮風雪80年史(エンペラーたちの遺産;文物疎開大作戦 ほか)
第4章 さらに「故宮」を楽しむ―庭園から台北市内へ(故宮鑑賞後の散策から陽明山へ;台北市内の美術館と博物館 ほか)
著者等紹介
板倉聖哲[イタクラマサアキ]
1965年、千葉県生れ。88年、東京大学文学部美術史学科卒業。96年、大和文華館学芸部部員、99年、東京大学東洋文化研究所助教授。現在、同准教授。研究領域は東洋、特に中国絵画史
伊藤郁太郎[イトウイクタロウ]
1931年、大阪府生れ。55年、東北大学文学部美学美術史学科卒業。安宅産業株式会社入社後、安宅英一氏のもとで安宅コレクションの収集に携わる。77年、退社。82年、大阪市立東洋陶磁美術館設立とともに館長に就任、2008年、名誉館長。東洋陶磁の普及、研究業績により、1986年、小山冨士夫記念賞受賞、95年、韓国政府より文化勲章を受ける。2003年、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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