内容説明
おいしくてヘルシーでおまけに安い!毎日のお惣菜から料理屋風の逸品まで、なんと多彩な豆腐料理の世界。豆腐を素材に百品の料理を並べた江戸時代のベストセラー料理本が、二十一世紀の今、ここに甦る!その百品のすべてを完全再現。
目次
江戸料理と『豆腐百珍』(尋常品;通品;佳品;奇品;妙品;絶品)
豆腐の故郷を訪ねて
著者等紹介
福田浩[フクダヒロシ]
1935年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「三到」にて修業後、家業を継ぐ。長谷川青峰(『日本料理大鑑』編者)、川上行藏(『料理文献解題』編者)両氏の指導を受け、料理古書の世界へ誘われる。食生活史懇話会同人、食生活史研究会同人、蕎話会主宰
杉本伸子[スギモトノブコ]
1943年大阪生まれ。帝塚山学院短期大学文科文芸部卒。「食」をメインに雑誌に寄稿
松藤庄平[マツフジショウヘイ]
1937年生まれ。法政大学経済学部卒。59年新潮社入社、「週刊新潮」写真部を経て、「芸術新潮」の写真を担当。90年に個展「熊野」(新宮市)、92、93、94年の「風の会」展に出品。現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
40
『豆腐百珍』とは1782年に出版された、100種類の豆腐料理を尋常品、佳品などの6段階に分類した料理本。そこに紹介されているレシピを再現しているのがこの本。江戸時代から豆腐は食卓に深く馴染んでいて幅広い調理法で親しまれていたことが感じられます。豆腐は好きなので挑戦したい料理がいくつかありました。2019/12/30
アズル
27
平松洋子さんや吉田戦車さんのエッセイで、「豆腐百珍」という本があると知り、どんな本なのかなぁと思っていたら見つけました。江戸時代のベストセラー「豆腐百珍」を再現した、この本。豆腐の寒天よせは、そのままだと全然美味しくないんだろうな…。2015/09/05
雨巫女。@新潮部
19
《私-図書館》豆・餡子・納豆が嫌いな私が、大好きなのが、豆腐ときな粉なんです。豆腐料理どれも美味しそう。 2010/10/12
きりぱい
8
江戸時代にベストセラーだった料理本の再現。味つけは出汁や醤油、味噌、薬味と簡素。味あるのかな?なんて思ったり、朝から夕方まで煮続ける(ええっ!)調理などもあって、色々工夫が面白い。「食べてみました」の評価はまずまず好評で、酒に合うというのが多い。ころんと揚がった霰豆腐は、ざるで転がす下ごしらえの見事なまん丸さに、へえー!白玉粉をまぶして蒸し、白味噌と酒、すった白胡麻と胡桃を混ぜた味噌と山葵をかける雲かけ豆腐を作ってみた。まぶし過ぎて餅状になった端っこがまた好きだったりして。2012/11/28
紫羊
7
江戸時代のお豆腐のレシピ本です。原典に基づき100種類の豆腐料理が再現されています。やはりシンプルなものが多いです。2018/12/28