内容説明
一見穏やかな画面からは想像できませんが、実はクレーはかなりの策士。主夫生活を余儀なくされたり、ナチスに家を逐われたりとけっこうな苦労家でもありました。クレー研究の第一線に立つお二人が新しいクレーの見かたを紹介します。
目次
第1章 うごきの実験室
第2章 なぜ文字なのか?
第3章 切る貼る回す
第4章 1933年の顔
第5章 仰天としみじみのあいだ
第6章 天使のゆくえ
著者等紹介
前田富士男[マエダフジオ]
1944年神奈川県生まれ。慶應義塾大学アート・センター所長/文学部教授。専門は西洋近代・美術史。慶應義塾大学工学部を卒業後、同大文学部哲学科で美学美術史学を専攻、博士課程単位取得退学。神奈川県立鎌倉近代美術館勤務、ボン大学美術史研究所留学、北里大学教養部勤務を経て、85年から慶應義塾大学で教育研究に従事。現在クレー研究の第一線で活躍するほか、ゲーテ自然科学の研究でも知られる
宮下誠[ミヤシタマコト]
1961年東京都生まれ。國學院大學文学部教授。専門は西洋近代美術史。バーゼル大学大学院博士課程単位取得博士論文執筆資格取得退学、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。クレーに関する論考が多く、またクラシック音楽にも造詣が深い
いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年大阪府生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。2000年、初の長篇小説『ぶらんこ乗り』(理論社)を発表。03年、『麦ふみクーツェ』(同)で坪田譲治文学賞受賞。04年には『プラネタリウムのふたご』(講談社)が、06年には『ポーの話』(新潮社)が三島由紀夫賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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