とんぼの本
空海の道

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106021114
  • NDC分類 188.52
  • Cコード C0315

内容説明

漂着の地・赤岸鎮から密教を相承した長安まで「空海入唐の道」を初めて完全踏破!さらに生誕の地・讃岐から若き山岳修行の地である四国、近畿の山々、そして国家鎮護の寺・東寺から一大宗教都市・高野山へ―空海に会いたい、その熱い思いでたどった巨人の足跡15万キロ。その撮影の精華を空海入唐千二百年を機に刊行する。

目次

第1部 空海入唐の道五〇〇〇キロ
第2部 空海ゆかりの聖地巡礼
第3部 空海を求める旅
附 高野山参詣道 町石道を歩く

著者等紹介

永坂嘉光[ナガサカヨシミツ]
1948年、和歌山県高野山生れ。大阪芸術大学芸術学部卒業。70年頃から故郷高野山をライフワークに撮影をはじめ、宗教と文化をテーマに日本各地やインド、ブータン、スリランカなどアジア各国を取材する。現在、大阪芸術大学写真学科助教授

静慈円[シズカジエン]
1942年、徳島県生れ。71年、高野山大学大学院博士課程修了。74年、大阪大学大学院中国哲学専攻研究生了。78年、高野山大学チベット仏教文化調査団レー調査隊隊長として西ヒマラヤの学術調査を行い、種々の曼荼羅を発見。82年、日本インド学仏教学会賞受賞。84年、「空海・長安への道」訪中団団長として福州(赤岸鎮)から西安(青龍寺)までの2400キロを踏破。以後も、中国における空海の足跡を調査研究する。89年、学修潅頂入壇、伝燈大阿闍梨職位を受ける。現在、高野山大学教授、高野山清凉院住職、博士(仏教学)
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感想・レビュー

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ハヤカワショボ夫

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空海関する本。空海は作者にとって懐が広く、温かい人でその思想は真言密教で示されました。その思想の包容力・大きさ、素養の広さ・緻密さは全て理知的思考の上に立っており、そしてこの人間性を作りだしたその基は行動にあります。この行動に注目し、特に「入唐求法」をテーマにしたのが本書の特徴です。後半の国内の所縁の地の風景は新鮮さはないのですが、前半の「入唐の道」の風景については沙門の修業時代、異国の地に降り立ち千二百年以上経った今でも空海の息吹を感じ、高野山お遍路等は勿論、此方の方も訪れたく感じました。【家】★★★☆2015/08/09

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